shougaの生き方模索雑記

日記、心の安定、長野移住、登山、etc…

長野視察五日目 晴天の安曇野をクロスバイクで走る

 

ここ数日は23時前に寝て7時に起きる理想的な睡眠によって体力的には回復してるんだけど、情報量の多さで頭の中が混乱してて少し整理を必要としてる。昨日の分の記事もまだまとめきれず公開してない。

 

今日は安曇野を見ることにした。

一昨日と昨日の2日間、自転車で松本市を回っていって一通り確認できたと感じた。そこで次は、松本以外の様子を見たくなった。いくら移住先第一候補とはいえ、せっかく信州に来たのに松本だけに留まるのは勿体ないし視野が広がらない。安曇野松本市の隣市であり、少し田舎の観光地だ。こういう地域を肌で感じることで比較対象が出来てそれぞれの地域の特徴がより分かりやすくなると考えての選択だ。それに多分無いと思うけど、「やっぱり松本より安曇野の方に住みたい!」と心変わりすることが無いとも言えない。

 

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松本駅から大糸線に乗って、安曇野の一応中心的な位置の穂高駅に到着。相変わらず今日も凄まじい晴天で…いや、ありがたや。


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松本市では普通の自転車だったけど、安曇野ではクロスバイクなんだ。その分料金が少し高くなってるけど…。これ、走るのは気持ちいいけどサドルが固すぎて尻の骨に当たって痛いよ。どんだけ尻肉が分厚い人を想定しているんだ。

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穂高駅から東へ進む。一直線の道路、稲刈り後の田んぼ、虫の声、北アルプスの山々。

 

大王わさび農場
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10分ちょっとで大王わさび農場に到着。あれ、こんなにすぐ着くんだ。

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入ってすぐのところに食事スペースが。そういえば朝は昨日のバウムクーヘン残りしか食べてなかったなと思い遅めの朝食も兼ねて。わさびコロッケにわさびフランクフルト等が売っていたので、わさび焼肉ライスバーガーを注文。鼻にスーッときて美味しかったけど、最後の方はわさびが辛くなってきてむせた。

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あぁ~すごい清流。水車小屋もあった。ちなみに農場の湧水の水温は年間通して13℃で安定しているらしい。

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アルビノニジマス

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次の目的地に近付いてきた時の半端ない坂道。ここが半端ないだけで道中も割と緩い坂だった。山に挟まれているから坂が多いのは仕方ないか。そうはいっても電動アシストで何とか、まぁ車を持つようになれば問題ない。

 

国営アルプスあづみの公園
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ここまで来るのに結構大変だった…。

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良い眺め。池が段々になってる。

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歩いていたらコスモスが咲いている広場に出た。そこにはマイクで喋りながらけん玉のパフォーマンスをしてる人がいて、たくさんの子供連れが座って見ていたので私も見学した。結構すごくて拍手した。なんとけん玉歴35年だとか。コロナ禍により暇すぎてYouTubeの動画公開も始めたらしい。終わったあとに私も貸出けん玉を使って少しやってみた。案外体が覚えているもので、すぐに小→中→大の順番で玉を連続で乗せることができた。ただ玉の穴に剣を入れるのは出来そうにないな。


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北アルプス牧場直売店という店で、安曇野ソフトクリーム(りんごトッピング)とジャスミンティーを買った。おいしかった。


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安曇野ハーブスクエアというハーブ専門店。物凄く多くのブレンドハーブが置いてあって良い香りだった。いかんせん高いのと嵩張りそうで買わなかったけども。


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Vif穂高という野菜などの直売所。こういうとこって安いイメージがあるんだけど、値段普通の割に案外サイズが小さいなと思った。

 

絵本美術館 森のおうち
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ここが今日一番良かったかもしれない。とても落ち着いた雰囲気の小さな美術館。


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入って受付。お年を召した女性が展示されている絵本の概要について丁寧に説明してくれた。どうやら3つの絵本の原画展が開催されているみたい。重いリュックを預かってくれたのでゆっくりと見て回れた。

 

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その中でも1階展示の「けんちゃんのもみの木」という作品が素晴らしかった。絵柄の温かさ、柔らかな色使い、文体、話の構成等、何もかも良かった。絵本というより芸術作品のようだった。僅か9歳のけんちゃんを失った両親の悲しさが美しい絵で描かれていて心が切なくなる。というか見てて少し涙ぐんでしまった。歳取ると涙腺が緩くなるってこれ?25歳だけど…。

あの日 たくさんの星が山に降った。

 

1985年8月12日、群馬県御巣鷹山日航ジャンボ機が墜落、520人が亡くなる史上最大の航空機事故となった。

事故で9歳の息子を亡くし、心が迷子になってしまったお母さんは、焼けただれた山の斜面にもみの木を植え、くる年もくる年も、息子に会いに山に登り続けた。

もみの木は、悲しみを聞き、悲しみに寄りそい、35年で空にとどくような高さになった…。

空の安全を願い、ひたむきにいのちと向き合いつづけた母の軌跡を、いせひでこが精魂込めて描く。

私が生まれる前の事故だが、この事故から何年が経つという報道はこれまでに何度も見かけた。520人が亡くなるという衝撃と影響は計り知れないものがある。

 


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絵本美術館から安曇野ちひろ美術館への、長い道のり…。

 

安曇野ちひろ美術館
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ちひろ美術館に着いた。今日の最終目的地。正直いわさきちひろさんについては調べたことが無くてよく知らない。そんな私でも結構な回数、彼女の絵を目にしたことがある。

 

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受付付近。右側がミュージアムショップ、左奥を進むと展示室。中庭があってお洒落。

チューリップとあかちゃん、母の日、海辺の小鳥、王子を想う人魚姫あたりの絵が良いなと思った。

 

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ちひろの絵は雰囲気、色使いが幻想的で赤ちゃんの無垢さ、子供の無邪気さが表現されていて好きだ。ただ、肌の色をたまに紺やこげ茶色といった暗色で描く表現についてはあまり共感できないなと思った。


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現在15時45分。ミュージアムショップを含めても閉館時間の17時まではまだ時間がある。建物内にカフェが併設されていたので立ち寄ってみる。絵本が置いてあって、飲みながら読めるみたい。まぁ絵本を読まずにこれを書くことになるんだけども…。(はらぺこあおむしナマケモノの絵本は展示室で読んだ)

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ハーブティーを久しく飲んでなかった気がするので注文。たまには温かいものを飲む方がお腹に良い気がするし。セルフ式だから220円とお安め。

 

帰り

17時に穂高駅行きのバスがあるようなので、ちひろ美術館の駐輪場に自転車を返却しバスに乗った。ちひろ美術館最寄りの信濃松川駅には返却場が無いけど穂高駅まで自転車で行くには遠すぎてキッツイと思っていたのでこれ幸い。バスだと15分程で着いた。

かなりの距離を移動したけどあまり疲れてない。たくさん歩いた日は足裏が痛くなるけど、自転車では太ももの筋肉を使って足裏やふくらはぎは使わないので、あちこち移動している割には交代で休息できている。

穂高駅から松本駅へ。上高地へ行こうと安曇野へ行こうと、宿泊先が松本なのは変わらないため、駅に着いた時に早くも「帰ってきた」感がするようになってきた。

 


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夕食はヴィドフランスのパンとサラダをホテルで食べた。このサラダ美味いな。

 

コインランドリーに洗濯物を入れて回したりしたら眠気が強くなって寝た。シャワーでサッと汗を流した後にこの記事を書きまくったりしたら眠気が強くなって一瞬で寝た。