shougaの生き方模索雑記

日記、心の安定、長野移住、登山、etc…

恐竜について

私が持っている食器のうち、異彩を放っているものが1つある。

それがこの恐竜「ガリミムス」を描いたマグカップだ。よく覚えていないが、幼少期の頃に幼児が自由に絵付けできる貴重な機会があったのだろう。

自分でも何気に相当気に入っている逸品だ。大事なものなので実際には使わず観賞用として置いている。おそらく割るようなことは無いはずだけども、物事に絶対は無く、形あるものは崩れ去るものである。それでもこれは一度割ってしまえば同じものは二度と手に入らない類のものなので、目の前に無事であるうちに写真を撮っておこうと思ったのだ。

 

 

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まず口の描き方が独特だ。すごく簡略化してある。今は絶対に思いつかない。

そして頭の上に鳥が乗っていて可愛い。色合いも正反対で見栄えが良い。鳥が上に乗っていることで、この恐竜は走っているのではなく静かに立っている状態なのが分かる。平和的な雰囲気で和む。

よく見ると緑一色ではなく、その上から青色や薄茶色でところどころ塗ってあるのが細かい。

そして前足が無い。あえて描かなかったのか、それとも描き忘れたのかどうかは分からない。ただ、あえて描かなかったのだとしたら何となく分かる気がする。これに前足を足すと何となくごちゃっとして見にくくなる予感がする。それに、ガリミムスの長所は体躯に対して大きく強靭な脚だ。この脚をよく見せるためにも前足は不要だ、と何となく判断したんじゃないかと思う。

 

 

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この「ガリミムス」という文字が無ければ何を描いたのか分からず仕舞いだったろう。分かるように書いてくれた過去の自分に感謝したい。

それにしてもガリミムスってチョイス、渋すぎないか…?幼児ならとりあえずティラノサウルストリケラトプス、ステゴサウルスやプテラノドン辺りが好きなイメージがあるけど…。

一応、獣脚類恐竜としては有名な種らしい。それでも体が大きい訳でもなく、強いわけでもなく、何か特別な身体的特徴があるわけでもない。それでも何故か、相当に時間が経った今でも分からないでもないチョイスだと感じる辺り、やはり根っこの感性は当時と同じなんだろう。

 

ガリミムス(学名:Gallimimus)は、獣脚類恐竜の1種。学名の意味は「鶏もどき」でダチョウ恐竜として知られるオルニトミムス科の一つであり、全長は4-6メートル、推定体重440キログラムと、このグループではデイノケイルスを除いて最大の種である。中生代白亜紀後期(約7,000万年前)のゴビ砂漠に生息していた。

ja.wikipedia.org

 

 

恐竜が好きな理由

幼い男の子に対して「どうして恐竜が好きなの?」と聞いても、男の子側としても「かっこいいから」「好きだから」としか答えようがないだろう。それは本能的なものであるがゆえに。

肉食恐竜による狩りの迫力、恐竜たちの個性あふれる外見、かつて存在した古代生物に対して感じるロマン……といった風に恐竜の魅力はたくさんある。

私がいつ頃から恐竜を好きになったのかは分からないが、ガリミムスの絵柄を見る限り小学校低学年くらいには既に好きだったようだ。

 

チョコエッグ

大きな要因となったのは、『 チョコエッグ 』だと思う。大き目のチョコは中が空洞となっていて、恐竜の小さな模型が入っている。だいたい2つか3つくらいの分割パーツが入っていて、それを組み合わせると完成する。

当時私はコンプリートしていた記憶がある。その種類も豊富で、ティラノやトリケラ、プテラノドン、ステゴ、ブラキオ等の有名どころはもちろん、イグアノドンやパラサウロロフスのような草食竜、パキケファロやアンキロ等の目立つ特徴をもったもの、プレシオやモサのような水棲種、ヴェロキラプトルという小型肉食種の他に、始祖鳥や、卵から孵化したてのトリケラの子供なども入っていた。あとは首と尻尾が異様に長いものも居たな、名前は分からないが。

こうしてラインナップを確認していくと、人気の種ばかりで良いチョイスをしているなと思う。ただ、その中にガリミムスが入っていたのかどうかは記憶が定かではない。絵に描くくらいだし、やはり持っていたんだろうか。

 

人気ランキング

「有名な恐竜」で検索して最初に出てきたランキングはこれ ↓

【人気投票 1~45位】恐竜の種類ランキング!最も愛される恐竜は? | みんなのランキング

大勢の投票形式なこともあってか、かなりしっくりくる順位だ。そしてガリミムスが15位にランクインしている。意外と人気で嬉しい。

 

 

恐竜の漫画

恐竜で思い出したのが、『ディノサン』という漫画。

恐竜が絶滅しなかった現代を舞台に、「モンスター」ではない「生物」としての恐竜を捉える飼育物語。主人公は動物園の飼育員…ではなく、恐竜の新人飼育員だ。

面白いテーマだと思った。恐竜をただのいち生物として飼育するなんて発想は今まで全く出てこなかった。

 

そもそも恐竜を扱う一般漫画自体がとても少ない。その殆どは児童向け漫画であり、白亜紀にタイムスリップして冒険するといった内容だ。映画でも恐竜といえばタイムマシンや遺伝子復元などで現代に恐竜が蘇ったパニックもののイメージがある。

そういった無意識の思い込みを打破してこういうテーマを打ち出せるのはすごい。是非とも頑張ってほしい。

 

 

 

1話と2話が試し読みできる。

まず画力、恐竜の描き方がすごい。物凄く緻密に生き生きと描かれている。まるで本当に生きてるみたいだ。まだ2話までなのに、登場人物の個性もはっきりしていて話の構成も良い。飼育の厳しさと嬉しさが伝わってくる。

 

コミックバンチにて今年の春から連載開始したようで、9月に単行本1巻が発売されるらしいので購入する予定。最近は面白い漫画が続々と出てきていてある意味困る。

 

 

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