shougaの生き方模索雑記

日記、進路模索、心の安定、読書、登山、etc…

食器収集⑧ プレゼントで貰った焼物

これまでに姉からプレゼントとして貰った焼物について書いていく。

 

唐津焼ぐい呑み

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これが貰った中で一番のお気に入り。というか今持っている焼物全体の中でも一番かもしれない。この怪しげな色と模様が、青い炎のようにも見えるし、死者のいるあの世、冥界のような印象があってすごく良い。

上にいくほど釉薬が薄く、下にいくほど釉薬が厚い。よく見ると下地が一定の間隔で段々になっている。真ん中が少しへこみ、徐々に縁に向かって広がっていくこの角度がすごく絶妙。

 

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内側はこんな感じ。白と黒の境界で生まれた青色がとても美しい。
 

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 このドロッと溶けた釉薬が垂れているのがとっても良い。釉薬がかかっている部分がツルツルしているのに下地はモロに焼いた土で、ゴツゴツしている感触の違いが面白い。

割るのが怖くて数えるほどしか使ったことは無いけど、これで飲む日本酒は旨かった。偶然が生み出した産物なので、これと同じものは世界に二つとして無い。そういう唯一無二感も満足感の理由の1つだ。磁器は確かに使いやすいが、この深みと味わいは陶器でしか出せない。

 

鉄分の多い黒釉や飴釉(あめゆう)と、斑唐津にももちいられる白濁を上下、または左右に掛け分けたり、不規則に塗り分けたりしたものをいいます。 釉薬が高温で溶けガラス化し重なり合った黒の部分と白の部分が混ざり合い、教会に生まれる青や紫、黄色等の微妙な色と流れ具合の変化が特徴的な技法です。

www.karatsu-brand.jp

 

 

萩焼

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何といってもこれの特徴は底のガラス状の部分。どういう作り方をしたらこうなるのかさっぱり分からない。釉薬をたっぷり底に溜めた状態で焼いた?それとも全体にかかっている薄い緑の釉薬とは別のもの?考えても分からない。

それともう1つの特徴は一部に釉薬をかけずにあえて残していること。薄いオレンジ色で、さらさらとした手触りとした素地をしている。土地によってこんなにも土が変わるのかと新鮮に感じる。

 

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 ふと思ったけど、これどうやって釉薬に漬けたんだ?ふちだけなら分かるけど、底とふちどちらにも漬けずに間に釉薬を塗ることは出来るのか?分からないことだらけだ。

萩焼のスタンダードなイメージは知っていたけど、こういう物凄い変化球もあると知ることが出来た。見ていてとても面白いと思った。

 

 

涼し気な平皿

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この器もかなりお気に入りだ。今までに色々なお店で焼物を見てきたけど、模様も形もこういう器は見たことが無かった。最初に見た時、オウムガイの化石みたいだなと思った。ギザギザした掘りがいかにも地層の堆積の中で形成されたように見える。特に真夏には、この水色と青色の涼し気な色は心地良い。

全体がテーブルにぴたっとくっつく、平らな形をしている。ふちがスッとした角度で立っているのも好み。用途としては、上に貝殻や折紙作品を置く等の使い道が一番良いと思った。うちのリビングにあるもう1つは下の写真のようになっている。

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裏を見ると一真何々と彫ってあった。白くてモダンな磁器といえば波佐見焼だろうと思いって検索したら、やはり波佐見焼に『一真窯』という窯元が存在した。見てみるとこの涼し気な色の特徴的な掘りの器のシリーズがあった。

issingama.shop-pro.jp

 

 

大皿

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 第一印象として、まず大きい。唐津焼のぐい吞みを比較してもその大きさがよく分かる。一応、素焼きの上にとても薄い釉薬が塗ってある。

私は大皿は磁器の方が好きなので、貰った時は正直「あぁ~~こういう感じかぁ~」と思った。大皿はツルッとしていて料理をつつく時にツルツルしている方が好み。これは表面がすごくゴツゴツしていて、料理をつつく時の箸から伝わってくる感触があまり好きではない。前述した唐津焼のように、口や箸が直接接しない下側はゴツゴツしていても良いのだけど、上側はツルッとしてほしいと思った。

模様は可もなく不可もなくといったところ。色合いにはあまり惹かれない。見ようによっては中心が大きくて花弁が短めな花のように見えなくもない。この器は上の3つの焼物ほどは良いとは思わなかった。しかし自分では買わないからこそ、この器に触ることで上記のような感想を抱くことに気付けた。

 

 

 

感想

焼物のプレゼントについて

いくら弟が焼物を集めているからといっても、4つもの焼物、それもどれも凝った品をわざわざ選んで贈ってくれる兄弟姉妹など、日本広しといえども姉くらいだと思った。

やはり人から貰う焼物は、自分では見つけられない、もしくは自分では選ばない器なので、見ていてかなり新鮮だ。新しい視野や価値観を取り入れることが出来るというか。そして人からの貰い物はセンスの無いものだと「部屋に置きたくないけど捨てるのもバツが悪いし、しまっておくにも場所を取るし…」ということになりかねない。しかしこれらの4つにはそういうことが無く、どれもかなりのセンスの良さをしているので感服する。

 

こちらからのプレゼント

こんなに贈ってもらっているのにこっちからはそんなに贈れていることに気付き、焦る。一応、寄木細工の小物入れの箱(結構高かった)を誕生日プレゼントに渡したことはあるのだが。渡す時に「ただでさえ部屋に物が溢れてるのにこんなの邪魔じゃねえかな…」と不安になったけれど、予想以上に喜んでもらえた記憶がある。

他人に何を渡せば喜んでくれるか考えるのは非常に難しい。だからこそ誕生日が近付いてから慌てて選ぶのではなく、数ヶ月前くらいから意識の隅に置いておき、店頭でふと「これあの人に合いそうだな」と思い買っておくくらいが良いと思った。