2018年3月に2泊3日の北陸旅行に行った。
それぞれ1日ずつ、金沢、白川郷、福井県立恐竜博物館を見て回った。
金沢の『くらふと&ぎゃらりぃ OKURA』というお店で買った焼物達を書いていく。
店内の様子。陶器はほぼ見られず、多くは上品な磁器で占められている。
金沢の他の店では九谷焼を幾つか手に取って見たが、どうもあの色遣い、特に緑と黄色の色合いがどうにも気持ち悪く感じた。4色ほどを組み合わせたものとして他に佐賀の鍋島焼があるが、あの上品な色遣いに比べてどうも伝統的な九谷焼は私のセンスに合わなかった。
しかしこの店に置いてある器は九谷焼とは全く異なっていて、作家ものが豊富に置いてあった。金沢にあるショップだが北陸で焼物を学んだ作家の作品ばかりというわけでもなく、別地域で学んだ人もいるため多様な作品が置いてあった。
左が「そば猪口 梅文」。あぁそうか、これ3000円近くしたんだっけ…思い出したわ。でも確かに軽くて大きさも丁度良くて、これでよく蕎麦や素麺を食べたなぁ。
右の浅鉢は「5.5寸鉢 なりひさご」。瓢箪が描かれていて、その結び目は錆びのような風合いが出ている。軽く薄く間口の広い使いやすい形をしている。イチゴやプチトマトなどをを乗せるのにちょうどいい。
『飯椀(中)鉄あみ』。これは最初1つだけ買ったけど、気に入ったのと、何となく2つ欲しいなと思って通販で1つ追加注文した。オンラインショップではなくHP上のメール注文にて。
瓢箪の結び目と同じように、これも文様の節々に錆びたような箇所がある。一見陶器っぽい渋い風合いだけど実際は完全に磁器で使いやすい。
どうやら私が買ったうち、そば猪口と飯椀は「鈴木 敬夫さん」、浅い鉢は「林 京子さん」という作家の作品のようだ。サイトの作家ごとの作品に載っていた。あれから3年以上経っているのに未だに同じ作品があるということは、一定量の売上があり定期的に増産するもののようだ。
この後は近くの武家屋敷を見ていった。
金沢っぽいかなと思い、抹茶白玉ぜんざいを食べたりした。美味しかった。
器が2つとも凝っていて良い。