ここ1週間ほど、日本各地で記録的豪雨が続いている。
関東・東海に大雨が降り熱海で大規模な土石流が発生した。
その後、数日前に島根・鳥取で線状降水帯が発生し浸水被害となった。
昨日は主に広島県を中心に大雨が降り、一部地域では西日本豪雨を上回る雨量となったそうだ。更に、今日は九州から山口広島にかけてまた大雨が降る。
『観測史上最大』『記録的短時間大雨情報』『土砂災害警戒情報』という言葉をこの数日間、何度も耳にすることとなった。
近年の豪雨災害
ここのところ、毎年どこかで豪雨災害が発生している。ここ10年ほどで大規模な被害をもたらしたとされる豪雨災害を下記にまとめてみた。
2011年9月 台風12号(和歌山奈良三重)
2012年7月 平成24年九州北部豪雨
2014年10月 広島豪雨災害(大規模土石流)
2015年9月 関東・東北豪雨(茨城県鬼怒川)
2016年8月 台風10号(北海道)農作物被害
2017年7月 九州北部豪雨(福岡大分)
2018年7月 西日本豪雨(広島岡山愛媛)
2019年8月 九州北部豪雨(福岡佐賀長崎)
2019年9月 台風15号(房総半島台風)
2019年9月 台風19号 箱根で1日の総雨量870㎜を記録し、全国歴代1位更新。
2020年7月 令和2年7月豪雨(熊本を中心に日本各地)
豪雨災害自体は10年前から既にほぼ毎年発生している。
しかしここ数年…2017年くらいから、豪雨の被害範囲、雨の降る量、雨の降る長さ、災害の発生頻度、全てがより深刻化しているように感じる。
最近は「梅雨入り」と聞くと7~9月に来る豪雨災害の予告のように思えてしまう。
地域
日本のどこで豪雨災害が発生するかは全く予測できないし、発生しにくい地域も分からない。
瀬戸内海沿岸部は年間降水量自体は少なく晴れの日が多いが、このあたりでも西日本豪雨など近年大きな被害が発生していることを思えば、全く油断は出来ない。降る時は容赦なく降る。広島市などはむしろ全国的に見ても土砂災害が多い。平地が少なく坂ばかりだからだ。一方の岡山県南部は広い平野だが、埋立地が多く土地が低いので洪水や高潮が発生しやすい。
浸水
私はマンションに住んでいるので、床下浸水や床上浸水の心配は無くとても安心できる。浸水被害の映像を見る度に、「もし自分だったら耐えられないな」と思う(耐える耐えないの問題ではなく、実際は被害に遭ったら何とか受け入れて片付けるしかないのだが…)
私は自分の部屋にある物にかなり強い愛着を持っている。これらの長年かけて集めてきたものは、私の生きてきた軌跡のようなものだ。本、インテリア、グッズ等、これらが泥水に浸かって廃棄するしかなくなったら、本当に発狂してしまうかもしれない。全部台無しになったら、再び買い戻すのにいくらかかるだろうか。物凄い金額がかかるだろう。もう売られていない品や旅先で買ってきた物もあるので、一部は買い戻すことすら出来ない。また、「愛着はあるけどわざわざ買い戻す程ではない」という物は被害に遭ったのを機に永遠にお別れすることになってしまう。本当に浸水ほど恐ろしいものはない。
もし、いつか…家を持てるようなことがあれば、家を建てる土地については吟味し尽さねばならないな。