shougaの生き方模索雑記

日記、心の安定、長野移住、登山、etc…

年金をまとめて払った

今までに払っていなかった年金の合計額が、ものすごいことになっていた。

大学時代に卒業までに特例猶予されていたもの、

休職期間中から2社目入社までに全額免除されていたもの、

2社目退職後から現在までに全額免除されていたもの…。

1ヶ月分の年金保険料が16000円と少し、それが数年分…。

全て合計すると物凄い金額まで膨れ上がった。

 

何故こんなになるまで放置していたのか…。それが分からない。

失業して収入が無くなったから次の職場を見つけるまで全額免除される申請をする…その判断は問題ない。

それはともかく、学生時代の分は今までに払うことの出来た時期は幾つもあった。物理的に可能な時期はそれなりに長かったし、精神的に不安定な時期もあったにしろ落ち着いていた時期もそれなりにあった。

それにまとめて返せないにしろ、数か月単位でも少しずつ追納していくことは出来たはず…。

 

いつからか自分の中で、失業しているのが通常営業のようになってしまい、「年金保険料を一時的に免除してもらっている」という意識を失っていた。

実際は1ヶ月経つごとに着実にマイナスが積もり続けていたのだ。

自分はとにかくお金に対する意識が薄い。

いや、お金というか、この社会で生きていく者としての義務をいつの間にか忘れ、権利だけ享受して生きていた。

 

 

今はわざわざ年金手帳を見ずとも、PCでねんきんネットにログインすれば加入記録を確認できる。

職歴だけでなく、加入記録もボロボロだ。生き恥。

 

今回の経緯については詳細に書くと私の自尊心が耐えられないのでネットに後悔することは憚られる。

ぶっちゃけると一時的に真剣に死を検討するくらい悩んだのだが、まだやりたいことが多く残っていてそのような結末を迎えるのは悔しいので、今ではやはり死ぬことは考えられない。

真綿で首を絞められながら、だんだんと先細る道を歩いているような気分だ。

生きるのは辛く厳しく難しいのに、この世は美しく魅力的なもので溢れている。そのことが酷く残酷に感じられた。

 

市役所に行って年金受付の女性に説明した。自分が情けなくて落ち込んだ。

その数週間後に何枚もの払込書の入った封筒が届いたので、銀行からお金をおろしてそのまま郵便局で支払った。

近所の小さな郵便局だったが、受付の女性2人がすごく丁寧で対応が柔らかくて良かった。

 

紆余曲折があったが、今年の5月の分までは払うことが出来た。

6月以降の分は自分のバイト代から出していく。

無職でもバイトでもパートでも、この社会の一員としての義務は果たす必要がある。それが国民年金保険料の支払いだ。

こういう最低限のところを行うことで、再び社会に浮上しやすくなるのだと思う。