shougaの生き方模索雑記

日記、心の安定、長野移住、登山、etc…

日記:東京五輪開幕

やっと解放される…

いよいよ東京五輪が本日7月23日から8月8日まで開催される。

ようやく始まったか……という、気疲れした心境でこれを迎えている。これから始まるところだというのに既にどうでもよくなってきている。

開催されることよりも、「これが終わればやっと、東京五輪関連のゴタゴタしたニュースが流れなくなる…!」という気持ちの方が遥かに大きい。金、利権、偽善、欲。欺瞞に満ちた闇だらけの五輪運営を見るのはもう散々。

うんざりなんだ。IOCがどうたら、感染拡大、緊急事態宣言、様々な不祥事、失言、聖火ランナー辞退、観客有無の議論、開催の可否…。こういったネガティブなニュースのうち、せめて五輪とコロナどっちかだけになってほしい。

毎日流れる『News 7』で最初に流れる内容が「各県の感染者数」な状況にはもう飽きてしまった。自分でも気付かないうちに精神にじわじわとダメージを与えていそうだ。

 

 

費用と経済効果

これまでどれだけ費用がかかってのか想像するのも恐ろしい…。最初はコンパクトで費用のかからない五輪とか言ってた癖に、湯水のごとく追加予算もっていきやがって。兆円だの何千億円だの、感覚がおかしくなるわ。

一方で、五輪による経済波及効果はコロナ感染拡大によりどんどん小さくなる。不参加を決める海外選手、海外からの観光客は無し、会場は無観客、周辺の飲食店や施設への客入りも見込めない。熱気は下がる一方だ。これまでどれほど五輪に日本の金、時間、人的資源を費やしてきたのか…この様子だと普通に赤字じゃないか…?

メインスタジアムは最初の原案の近未来的なデザインはどこへやら、すっかり平凡でダサいデザインになった。

 

開催決定した頃

東京が2020年の開催地に選ばれたのは2013年9月。もう8年も前のことになるのか…。あの時にスペインのマドリードか、トルコのイスタンブールが選ばれればこんなにも日本が振り回されることは無かったものを。まさに貧乏くじを引いたとしか言えない。

当時決定した時の招致委員会メンバーの盛り上がりようはすごかったが、今その映像を改めて見ると虚しさしか感じない。確か当時、他の候補国と比べて日本は国民の五輪モチベがかなり低かったことを覚えている。当時は東日本大震災の爪痕がまだまだ目立っていた頃だ。復興を蔑ろにした五輪をやっている場合ではないという意見が多かった。

 

五輪の開会式

そんなことを書いていたら、20時からの開会式が始まる時間となった。別に見逃しても構わなかったのだけど、風呂から上がってきたらちょうどいい時間だった。

五輪のオープニング映像、センスあるのか無いのか分からない。

開会式が始まった。正直かなりダサく見える。何でルームランナーで走ってるの?

無性に虚しくなってきた。世界に日本の伝統文化やポップカルチャーを見せつけられる最大のイベントなのに、光の組み合わせとか踊りとかそんなんばっかりだな。タップダンスって日本特有のもんでもないし何狙いよこれ?私服っぽい演者。そのダサい衣装はどこが源流なんだ?なんでそこでストレートに日本の伝統衣装を出さない?

コロナや東日本大震災による苦しみを表現してるのかもしれないけど、暗い。なのに一部パートは妙なテンションで盛り上げようとしている。そういった出来事を加味して控えめにするなら、能や雅楽で厳かな雰囲気で通せばよかっただろ。

これが世界中に流されたと思うと恥ずかしさしか感じない。もう無かったことにしたい。会場の外では密になってるので無観客も意味が無い。中止するべきだったと思う。

 

 

コロナさえ無ければ当初の予定通りに、もっとセンスのある大規模な賑やかな開会式になったろうに。GDP世界3位の2000年の歴史を持つ国の開会式がこれって、何なの?現実とは思えない。だってこれ、あと数十年先まで日本で五輪開催されること無いでしょ?それまではずっと、日本の五輪といえばこの2020が思い出されるんだろ?憂鬱すぎる…。もうさっさと忘れよう。