shougaの生き方模索雑記

日記、心の安定、長野移住、登山、etc…

狩猟採集時代

アンデシュ・ハンセン先生の『運動脳』『スマホ脳』という本がある。正直、全人類に読んで欲しいくらいに必読だと思う。狩猟採集時代ベースで考えると、どうして体調の良し悪しが起きるのかが分かってきた。

自分なりの文章で書いてみる。上の2冊は自分で調べるきっかけになっただけで、これは要約ではない。この2冊は運動の効果、そしてスマホの害について主に述べているので狩猟採集時代についての記述は少ない。

 

人類はその殆どを狩猟採集生活で過ごしてきた。猿人が誕生したのが500万年前前後と言われており、長い旧石器時代を経て、6万年前に新人が誕生した。1万年前に磨製石器や農耕や牧畜が出て新石器時代となった。

数千年前から文明が発達し、数百年前に車が登場し、数十年前にコンピューターが登場し、十数年前からスマホをいつでも持ち歩くようになった。

社会のあまりにも速すぎる変化に対して、私たちの身体の変化は全く追いついていない。通常、生物の進化は数万年以上かけて行われるからだ。そのため、人類の脳や体は今も狩猟採集時代に適応するように出来ている。

今更、当時のような原始的な生活には戻れない。それに全てが狩猟採集時代の方が良いとはもちろん言えない。厳しい生活だったのは想像に難くなく、平均寿命は当時30歳前後だったとされている。ただ、座りっぱなし、運動や睡眠の不足、ジャンクフード、糖質脂質の過多、タンパク質不足など、私たちの身体が明らかに合わないものや習慣が現代社会には多すぎる。

 

食事

狩猟採集時代の人々は肉、魚や貝類、果実や木の実といったものを食べていた。タンパク質や脂質がメインとなり、それにプラスして果糖や芋のデンプン等の糖質が加わる。当時の人々は一日何時間も歩いていたのに、糖質メインの食事ではなかった。確かに脂質の方が同じ重量で生み出せるエネルギー量は多いし、糖質も脂質も足りなければ筋肉を分解してエネルギーを作り出せるのだから糖質は必須というわけではない。

現代人はどうだろうか。白米や小麦粉などの精製された純粋な糖質を大量に食べている。食事には主食が必須と教えられ、身体を何時間も激しく動かすわけでもないのに大量の糖質を食べている。もちろん脳の活動にもある程度は必要だが、明らかに摂りすぎだ。それが先進国での凄まじい肥満率となって表れている。使われなかった余った糖質は糖化反応を起こし細胞が変性し、老化が促進される。

野菜や果物にも糖質は含まれている。加熱した人参やタマネギや白菜はすごく甘いし、近年はトマト等もかなり甘くなってきていると感じる。特にバナナは果糖、ショ糖、ブドウ糖の3つの糖質が含まれていて吸収速度が異なるので良い。更にセロトニンの材料となるトリプトファン、血糖値の上昇を緩やかにしつつ腸の掃除をしてくれる水溶性食物繊維も含んでいる素晴らしい食材だ。必ずしも白米や小麦粉を食べる必要は無い。

体調不良の現代人はまず糖質過多を止めて高タンパク・低糖質の食事を始めた方が良いと思う。

 

男女

なぜ女は強い男を求め弱い男は求められないのか。その答えも単純明快だった。

女が男と一緒になるメリット、それは様々な面で守ってもらえること。獰猛な獣、他の集団との争い、集団内での個人的な諍い…危機的な状況はいくらでもある。そういった脅威に晒された時、弱い男は負けて殺されるだけだ。決断力のある男がモテるのも、いざという時に即決できることは生存に直結したからだろう。直接的な脅威だけでなく、狩りや生活においても迷ってばかりではチャンスを逃してしまう。

食糧事情もそうだ。女性は採集、集団内の情報交換、子供の世話など様々な仕事があるが、採集では動物性タンパク質が得られず体内で生成できない種類の必須アミノ酸が不足し栄養状態が悪化する。そのため男が獲って来る獲物が必要となる。現代社会では狩りをする必要は無くなり、お金を稼ぐ能力がそれに代わるようになった。お金によって豊富な食事の選択肢を用意でき、いざという時も身や財産を守ることが出来る。

運動をする男が魅力的に見えるのは、テストステロンの増加も大きいが、体力があり移動能力が高く生存に有利だからという理由も大きいだろう。また試合形式の場合は、勝負に勝つことで他の男より強い存在に見えるから(この時テストステロンも増加)。

 

孤独

「孤独は体に悪い」という記事を何度かネット上で見かけたことがある。内容はあまり覚えていない。本と違ってネット上の文章はどうしても流し読みになりがちだ。ただ、1日中孤独でいることは1日に煙草を15本吸うのと同じくらい悪影響があるという部分だけは覚えてる。その文を見ても「そうなんだ…」という小学生レベルの感想しか出てこず、何故そうなるのかは考えなかった。

しかし狩猟採集時代で考えてみれば孤独が体に悪いのは当然のことだった。1日中1人きりというのは、自分がどこの集団にも属していないことになる。あの地域は猛獣が増えてきて危ないから行かない方が良い、あの森は食べられる木の実が多くてお勧め、あの植物を食べて死んだ人が出たから今後食べない方が良い、そういった生死に直結する情報が入ってこない。集団内で受け継がれてきた生活知識も入ってこない。相手の異性も、自分の子供もいないから生物の根源的な欲求である『種の保存』も出来ていない。仲間がいないと狩りの連携も出来ないので成功率が大幅に落ち、栄養状態も悪くなる。栄養状態が悪くなると筋力も体力も落ち、更に狩りの成功率が落ちる悪循環に陥る。

このように、集団に属していない状態は明らかに生存に不利だ。そのことが分かっているから脳は不安という感情を作り出し、それを打ち消すために身体に移動をさせて集団を見つけて入るようにと指示を出す。にも関わらずいつまでも孤独を解消せずにそのままでいると、脳や体に様々なストレス反応が出て健康に悪影響が出るんだろう。

 

座りすぎ

座り心地の良い椅子というもの自体、出てきたのはここ数百年。狩猟時代には移動中に倒木や大きい岩があったら腰掛けるといった感じだろうか。一日中移動というわけじゃなくそれなりにだらっと休む時間も長かったそうだけど、その場合は横になって休んでいたはず。しっかりした椅子なんて無いのだから。だから椅子に座った体勢自体が、人類の歴史上ひどく不自然なもので、それが長時間続くと体に悪いということなんだろう。

デスクワークの人達は意識的に運動をしないと体にかなりの悪影響が出る。座りすぎの影響については散々言われてるし色んな研究があるから大半の人は分かってる。ただ分かっているのに全く運動をしない、もしくは稀に気が向いた時にだけやるという感じか。昇降式デスクというものがあるけど、ああいうのを私も買って私生活で取り入れた方が良いのかな。

最悪なのが引きこもりの状態。おそらく心身の体調が良いって人は殆ど居ないと思う。身体はおそらくこう思っている。「怪我をしたわけでもないのに1日中ねぐらに居たままで殆ど座ったままってどういうことだろう。狩りにも採集にも行ってないって状況が何日も続くのはおかしいような…。食糧の備蓄ちゃんとあるのか?他人と話してないってことは集団にも属してない状態なのか。あれ、食事は1日3回も取れるのか…変だな」これがずっと続くと脳がエラーを起こしてしまう。

 

 

このように、狩猟採集時代ベースで考えると全てが腑に落ちる。今後もこういった考えを中心に考えて生きていこうと思う。

それにしてもだいたいが「~だと思う」という推測になってしまったな。まぁ論文でも何でもなく自分の考えを記すブログだからこれで良いんだ。一気に書くから見出しも構成も適当だし誤字チェックもしてないけど良いんだ。

筋トレが楽しい ※軽めのダンベルしか持ってない

筋トレをすると高揚感が出て気持ちが良くなった。今までの筋トレではどこか楽しいけど高揚感は出てこなかったのは、負荷が足りなかったのかな。

持ってるのは4kgと2kgそれぞれ2つずつ。我ながらこれだけか、ってなる。重りの付け替えが出来る最大10kgのダンベルがAmazonで5000円少しだから欲しいんだけど、1か月後には引っ越しだからどうにもな…ってなってる。業者さんの負担になりそうだし、もしかしたら追加料金が発生してしまうかも。エレベーター無しのマンションの3階だし…。他に重いもので持っていくものといったらマットレスだけ?幅広デスクはもう置いていく方が良いかな?

4kgと2kgのダンベルを持ちづらいけど同時に持って6kgの重量は普通に腕を曲げて持ち上がるようになった(このスタンダードな持ち上げ方の名前すら知らない)。6kgって一般的に見たら全然軽いんだけど、それでも今まで殆ど持ち上がらなかったものが苦もなく持ち上がるようになるの、嬉しさがじわじわ湧いてくる。こんなに手軽かつ着実に自己成長を感じられるものが有ったのか…。もっと早く教えてほしかった。いや、筋トレの存在自体は知ってたし大学4年の時に親にジム勧められて一時期行ってたけど当時は特に惹かれずにルームランナーやプールばかり利用してたから、まだ自分のタイミングが来てなかったということか…(あの頃はジム行っても気分そこまで上がらないくらい精神的に落ちてたな…)。

 

ダンベルだけじゃなくてもっと色んな器具使ってみたいなぁ。ジムに行かないと初心者にありがちな上半身ばかり鍛えて下半身を疎かにするの歪なアレになりそう。実生活に必要なのって下半身の筋肉、しかも瞬発的なパワーじゃなく筋持久力の遅筋だよね。見た目の華やかさでいえば上半身の肥大した速筋だけど。いや姿勢の維持には腹筋背筋だろうから、上半身にも遅筋は必要か。これは体幹と言うのかな?知識が全然ないからそのうち本で勉強したい。

しかし筋トレもタダじゃない。プロテイン代、サプリ代(マルチビタミンミネラル、カルシウム&マグネシウム、乳酸菌、クレアチン)、ジム代が基本として、ジムに行けない時用の自宅での器具やトレーニングウェア等も買うかもしれない。筋トレのために仕事をするというのもモチベーションになるかもしれない。

 

あれ…筋トレしてたら登山行く時間と体力無くない?平日は下調べと計画、休日に登るって予定だったんだけど。いや休養があるから毎日ジム行くわけじゃないし、月曜ジム→火曜下調べ→水曜その他→木曜ジム→金曜計画作成→土曜日帰り登山→日曜ジムor一泊した場合は登山2日目って感じなら実現可能か。

これに加えて家事や読書もするの?ほんとに時間無いな…。休日に業務の勉強しないといけないタイプの仕事は出来ない。実際、過去に経験してみて無理だったけど。そもそも休日に仕事のことが少しでも頭によぎるとストレスレベルが急上昇する研究結果があるって仕事選びの本に書いてあったぞ。

 

引っ越しまであと1ヶ月だから筋トレに夢中になってる場合じゃないんだけども。まぁダンベルだけならやれること少なくて20分もかからないし、こうやって筋トレした方が活力が出て色んな行動力が出てくるから、そういう意味では必要なこと。

不動産会社さんに家賃や保険などの諸々のお金を払って、書類に押印サインして返送は明日終わるとして、水道ガスの業者に利用開始日伝えて、引っ越し業者に見積依頼して…って感じか。

メンタルの調子が良くない

夜中に一度目が覚めたけど、睡眠の質自体は悪くなかった。

ただ胃酸が出ているのか、胃が少し痛い。ここ数日寝る二時間前くらいにプロテインを飲んでいたけど、止めた方がいいみたい。ふくらはぎの筋肉痛を早く治したくて、夕食後から翌朝の朝食後まで栄養素が供給されないのが気になっていて飲み始めたんだけども。やはり夕食後は翌朝まで水分補給以外は何も入れず胃腸を休ませた方が良いな。あの空腹感、胃腸が空っぽになってリフレッシュした感をもう一度味わいたい。

筋肉痛と山登り

当の筋肉痛自体は日常の歩行では意識しないレベルまで来たけど、かかとを伸ばしたり階段を下りたりすると痛い。あんな低山を二時間少し歩いただけでこの具合…タンパク質の補給に関しては十分なはずなのに。大阪在住で近畿の山に登っていた頃は日帰りで5~6時間、時には8時間以上歩くこともあった。だから登山翌日~2日後辺りはこの世の終わりみたいな痛みで生まれたての小鹿みたいになったし筋肉痛が一週間以上続いた。あれはタンパク質不足でなかなか筋肉が修復されなかったんだと思っていたけど、どうやら違うようだ。単純に筋肉不足、日頃のトレーニング不足。山登り以外でトレーニングをしないのに、毎回いきなり数時間の激しい運動をする…そりゃ脚の筋肉はズタズタに破壊されつくすよ。登山後は筋肉痛が起きる話は耳にするけど、ここまでのレベルは聞いたことが無い。他の登山者の脚はかなり鍛え上げられている。年齢とか関係ない、多分健脚の高齢者にも余裕で負けてる。もっと自分も鍛えないと。

 

憂鬱

朝起きてすぐにこの記事を書き始めてるうちにメンタルが戻ってきたけど、就寝前と起床直後、この2つの時間で憂鬱な気分になる。前頭葉の機能が低下し、ぼんやりとした思考になるタイミングだ。

鬱々としていた頃から劇的に変わることが出来、体調もメンタルも良くなり、頭のもやが晴れた。思考が晴れたからこそ分かるようになったことがある。自分のたどってきた人生がどういうものだったか。

人との付き合いを避け、体はひょろひょろのままで、勉強は一応するものの打ち込む訳でもなく、特技らしいものも無く成長してきた。中高大学と部活動が合わず、退部後は自分に合う他の部を探すこともなくどこにも所属せずダラダラと過ごしてきた。パソコンを触る時間は長いものの通信機器やネットに特別詳しいというわけでもない。

人と長時間一緒に居ると大幅に疲れる気質で一人の時間が好きだった、中高では電車通学が負担だった、帰宅部の友人が何故か多くそれなりのグループにまでなっていてそれなりに毎日楽しくはやれていた、とか色々言い訳は思いつくが。

今更過去への後悔というタイムスリップをするつもりは無い。無いが…他の人達が他者と関わって喜んだり悩んだり苦しんだりと人間として成長している時間に自分は何をしていたか。その時間の積み重ねによって今どれだけの差がありとあらゆる面で生じているか。それを考えると、憂鬱になる。この10年間、いや15年間?どれだけのツケをこれから払うことになるんだろうと思うと。

成功や失敗の経験、恋愛経験、身体作り、体力、ストレス耐性、コミュ力、ファッション、読書量、仕事のスキル、人脈、思考回路、特技…。

 

私の20代は何だったんだろう。もうすぐ28歳だから一応まだ20代だけども。

ネガティブになり過ぎるのは良くない。前半で登山に出会って後半に長野移住をする、これさえ達成すれば、意義のある20代だったということにしたい。

人間的成長の遅れはこれから取り戻せる。上を見過ぎるのは良くない。世の中まともな人すごい人ばかりじゃない。自分以上に愚かな人だってたくさん居る。下ばかり見るのも良くないけど。

他人は他人の人生、自分は自分の人生であり、比較することに意味は無いという。それも真理だ。ただ現実としてこの社会は競争社会だ。恋愛でも仕事でもどうしても比較が付きまとう。

他人から比べられるのはしょうがない、それでも自分の頭の中では自分と他人を比較せず、戦う相手は内なる怠惰な自分であり、それに打ち勝ち、過去の自分よりも成長することが大事ということか。

 

不動産会社からオンライン説明

不動産会社の担当者さんからzoomでIT重説っていう説明聞き終えた!数十分聞き続けるの地味に疲れた。自分、頑張った。冬に寒波来てマイナス5℃下回ったら水道管凍結することが増えるらしい。寒冷地はやっぱ違うな…。

 

ここ数日、睡眠の調子がかなり悪い。トイレ行きたくなったわけでもないのに夜中に目が覚めて、その後の寝つきがめっちゃ悪い。日中に日光を浴びてセロトニンを分泌しようにも曇ってて日差しが弱い。

頭痛が酷くなってきた。気圧による頭痛って今まで意識したこと無かったんだけど、昨日から気圧の変化がかなりえげつないらしい。頭が締め付けられる…。

そろそろふくらはぎの筋肉痛が治りそうだから、いい加減散歩だけじゃなくてジョギングやランニングをしたい。しかし明日は一日中雨予報。明後日は曇りだし流石に足も治ってるかな。

はやく体調を良くしたい…。

依存症について

私は今、ネットポルノは完全に断つ、自慰行為は最短でも一週間に1回というルールを設定している。

しかし数日前にネットを見ている中でスイッチが入りブロッカー等の障壁を解除して平然とネットポルノを見てしまった。毎日見ていた頃は麻痺してあまり興奮しなかったのに、一週間ぶりに見ると脳の興奮閾値が正常に少し近付いたのか、興奮して心臓がバクバクした。ポルノ断ちの効果はわずか一週間でも確実にあることを実感できた。

自慰行為を2日連続でしてしまい、その翌日は我慢したものの、翌々日に開き直ってポルノを見て自慰した。一度諦めると転げ落ちていくだけなので何とかここで踏みとどまりたい。

やはり運動が効果的だ。この数日間調子が良くもないが悪くもない感じなのは、筋肉痛で激しい運動をしていないからだろう。まさか標高300メートルの山に往復2時間登り降りしただけで数日も筋肉痛が続くほど自分の身体がなまっているとは思わなかった。正直ショック。毎日の散歩や軽いジョギングを続けた程度では、高低差のある場所での数時間の行動は筋肉に負荷がかかるのか。ただ逆に言えば少々の山登りでは筋肉痛が起きないようになれば、身体の状態は上がってきていると言えそう。高低差500程度の山でも行動時間は4時間前後になることが多い。登山としては軽めの方でも、4時間となるとなかなかの長時間運動だ。

 

依存症において再発というのは非常によくあることらしい。大事なのは自分を責めないこと、何が切っ掛けになってしまったのかを考えて再発を防止するためにはどういう対策を取れるかを考えるのだそう。

ただ難しいのはネットポルノはそのアクセスの容易さが数ある依存症の中でも1位だと思う。物理的障壁を設置するのが難しい。

 

複数の依存症に苦しんでいる人は多いようだ。これをクロスアディクションという。煙草を吸いながらパチンコに熱中する人、お酒を習慣的に飲みながら酔った勢いであれこれ注文する浪費癖の人、エナジードリンクを毎日飲みながら長時間ゲームをしている人などがイメージしやすいか。

幸いにも自分は多分、当てはまらないよな…?お酒殆ど飲まないし、煙草もギャンブルもやったことないし、スマホゲームやらないし、家庭用ゲームも最近フィットボクシングしかやってないし。ネット依存とポルノ依存併発してたじゃんと言われると全く反論は出来ないんだけど…。いやでも私生活に支障をきたしていたら依存症というのなら問題なく生活できてたし…。しかしネットとポルノで脳内のドーパミン枯渇して無気力や精神的に不安定になって仕事や就活に明らかに支障出てたな…。

 

依存対象を増やさない最大の方法は、そもそもそれに手を出さないこと。

最初からその快楽を知らなければ渇望することも無い。

これ以上こういった有害なものに触れないようにしないとな。

 

依存からの脱却

自分は長年のネット依存症だ。自分の部屋に行ったらまずPCの電源を付ける。本当に無意識に。中学に上がってからPCをお下がりで貰って以来、多分ずっと。部屋に入ったらまず椅子に座る。仮に本を読むにせよTVを見るにせよ椅子に座ることになる。そうすると部屋の中心にある大きなデスクと、その中央にあるモニターとキーボードが身体の正面に来る。PCを付ければ色んな情報を調べられるしメールもチェックできるし音楽も聴けるし動画も見られる。とにかくPCを起動しない限りは何も始まらないのだ。問題は時間を決めずにダラダラと続けてしまうこと。

前の記事に書いたように、自分の脳がデジタルデバイスからの情報過多によって疲弊していることは薄々分かっていた。それが「スマホ脳」という本を読んだことで確信に変わった。

 

デジタル断捨離の決行

PCの中には今まで保存してきた沢山のイラストとファイル、その他少しの動画があったが、これを全て削除した。前記事で書いたポルノ断ちを主な目的として行ったがポルノ関連だけに留まらず全てを消した。健全と微エロとR18の判定を一枚ずつするのは大変だと思ったし、確認しきれないほど沢山のファイルが保存してあるというのは無意識に負担になっていそうだと感じたから。(それと過去の自分とは徐々に好みが変わってきているのでいまいちだと感じる内容のものがそれなりに有った。ただそれを残すか消すかを1枚1枚悩むのも負担だったからまとめて消した)

 

次にSNSを止めてみた。アカウントを削除して、サイトをブロックする。でも身体に染み付いていたから今まで見ていた人達の発言をまた見たくなって、数日後にアカウントを復活させてしまったしサイトのブロックも解除してしまった。でも過去に作ったリストを1つずつ削除していって、2度目の禁止はそのまま上手くいった(アカウントは消去1ヶ月以内なら完全復活できるがリストは一度消すともう戻せない仕組みを利用した)。今はほぼ見ていない。

無理に禁止すると逆に見たくなるので、長野県の地域や登山に関するアカウントだけフォローして、サイト自体はブロックしてない。でもこういった地域情報も、長野市民新聞みたいな地方の小さい新聞を購読する方が情報の質や幅も良いし、オフラインで活字を読むことによる集中力増加の効果もあると思うから引っ越して落ち着いたら移行しようと思う。新聞は良質な活字だから基本的には良いと思うんだけど、全国紙だとページ数多すぎて毎日届いても全く読み切れないし、見たくない暗いニュースも多いから考え物。長野市民新聞は週に3回、8ページという分量らしいからちょうどいいと思う。

 

次にアダルト系サイトやイラストサイトのアカウント削除やブラウザブックマーク削除、サイトブロッカー指定して閲覧不可化、まとめサイトを検索から除外する拡張機能追加などを行った。

 

Youtubeの制限。これも完全に断つのは難しかった。ただ、刺激の強い動画、ただ時間を浪費するだけの娯楽コンテンツ…主にゲーム関連をチャンネル登録解除して、おすすめにも出ないようにした。ニュース関連はネガティブな情報が多いので出ないようにした。Youtubeを使いやすくする拡張機能でチャットをオフにした。

自然や動物、音楽、筋トレ、自分磨き、心理系の動画はおすすめにも出るままなので、今のYoutubeホーム画面は穏やかな動画ばかりが表示されている。ゆくゆくはYoutubeを開く時間自体も少なくしていきたいと思っていて、時間を制限する拡張機能を入れてみたりしたけど、気付いたら鬱陶しくなってオフにしてしまう。まぁ、いきなりは難しいか…徐々に減らそう。

 

ネットを断つには

やはりネットにアクセスできないようにするには、強制的にそういう状況を作るしかない。そのためには外に出ること、家に居ても暇な時間を作らず何かに集中すること。仕事中、職場では勿論できない。そして運動をしている最中も体が揺れているのでゆっくりスマホを見ることは出来ない。

その点、やはり山登りは最高の趣味だ。山奥では電波が通じない場所が多いのでネットから強制的に遮断される。激しすぎない一定量有酸素運動が何時間も続くので脳に良い影響がある。今後一生にわたって必要である足腰が鍛えられる。足場が不安定なので身体のバランスを取るために全身の様々な筋肉が活用される。自然に囲まれているので精神的な安らぎも得られる。

 

インターネットポルノの危険性

ネットポルノと自慰行為…。正直ここに書くのも恥ずかしいけど、この依存が一番苦しいと感じた。三大欲求の1つで、全ての生命の『種の保存』という使命に根差したものだから衝動が強い。

「インターネットポルノ中毒 やめられない脳と中毒の科学」という本が有名で、よく紹介されている。ただこの本は内容は良いが翻訳がいまいちで読みにくい、という評判をよく聞くのでネット上で要約を読んだだけではある。ただそれでもかなりためになった。

私が買った本は「ドーパミン復活禁欲法【対話版】: 読むだけで人生が激変するポルノ脳からの解放とオナ禁の手引き」だけ。俗っぽいけど対話形式且つ要点が簡潔にまとめられていて分かりやすかった。

この2冊と、自分なりに調べていって分かったポルノの問題点を以下に並べていく。

 

 

・ネットポルノ(アダルトビデオ等、R18系のえっちなもの)を探すとクリックする度にドーパミンが次々に放出されるが、一日に脳が放出できるドーパミン量には限りがあるためドーパミンが枯渇してしまい、本来やるべきことのために行動できなくなる。つまり、努力が出来なくなる。また、ドーパミンが枯渇することで無感動な情緒となり、ささやかな嬉しい出来事では感激や興奮ができなくなる。

・精.液の合成には大量のタンパク質と亜鉛が必要。つまり射精するとこれらを大量に失う。また数億匹の精子を合成するのにも体力を使う。またタンパク質と亜鉛ドーパミンの原料でもある。つまりネットポルノを見ながら自慰行為をすると、ドーパミンを大量に浪費しながら、大量のタンパク質と亜鉛を失い、体力も大幅に使う。ちなみにタンパク質や亜鉛は体組織を正常に維持するのに必須の栄養素。

・刺激的な画像や動画を見てドーパミンが過剰に分泌されると、徐々に同じ刺激では満足できなくなり、更に過激な刺激を求めるようになる。平たく言うと性癖が先鋭化していく。正直に言うと、かなり身に覚えがある。決して他者を害するような内容ではないけど、それでも口が裂けても言えないフェチを幾つも抱えたりした。水着の美女の写真を見たら若い男性なら普通は興奮するはずだが、麻痺してしまってその程度の刺激では何がエロいのか分からなくなっていた。全裸でようやくスタートラインというレベルだった。だから、少し前に女子陸上が不謹慎な目で見られていることが問題になったりしたのだが、その問題自体はともかく、世の男性はあの程度の露出度で興奮できるのか…?と疑問に思ったりもした。

・超常刺激(正確には超正常刺激)という言葉がある。ジャンクフードやポルノ、ネット、ゲーム、ブルーライトといったもともと自然界には存在しなかった刺激の強いものを過剰に受け取ると、それを処理しきれずに脳の前頭前野という部分の活動が低下する。感情の制御や計画性の発揮、高度な思考など理性を司る部分である。この部分が機能低下に陥るというのはかなりまずい。社会的成功はまず見込めない。

・ネットポルノを見ると、脳は「自分には性行為の相手が数えきれない程たくさん居る、つまり種の保存が十二分に出来ている」と錯覚し、行動の原動力を失う。しかし理性はちゃんと自分には相手が居ないということを認識しているので、虚しさが残り自己肯定感が下がる。

・他の男が自分の好みの女とセックスをしている光景を見てシコる、という冷静になってみれば異常極まりない行為をして満足している。これでは自分は負け犬のオスであるということを脳の奥底に刷り込んでいるようなもの。

ポルノは麻薬

ポルノ依存症者の脳を解析してみたところ、薬物常用者と似たような反応が見られたという研究結果もある。これはとんでもないことだ。覚せい剤などの薬物は、その危険性や依存性が十分に周知されていて、入手も利用も違法であるし、手に入れるには特殊なルートを使う必要があるだろうし、購入にもお金がかかる。

一方でネットポルノはいつでもアクセス可能、無料で利用可能、選択肢を選び放題、3大欲求なので衝動も強い、もちろん合法。インターネットの普及はあまりにも速かったため研究がまるで間に合っていない。こういった有害性の関連や相関を立証するには何十年という時間がかかるが、我々はそれを待っている暇はない。

自分で制限を決めるしかない。ブロッカー等を使ったところで、ドーパミンが脳内に放出されたらすぐに自分の手でブロッカーを解除してポルノを見てしまうのだから、禁止するには相当な意志力・自制心が必要になる。依存症には薬物や酒、煙草やギャンブルといったイメージしやすいものがあるが、それらの一般的な依存症治療においては物理的障壁を設置するという対策がある。しかしインターネットは私たちの生活のインフラと化してしまった。仕事でも私生活でもある程度は使わざるを得ないため、物理的障壁を設置することは難しい。また、依存対象を目に触れないようにすることも重要だが、ポルノはネット上のあちこちに散りばめられていて性欲を強制的にオンにさせられるスイッチの数が多いのも問題。

ポルノによるED

・ネットポルノの常用によって、それが本来の性行為だと脳が誤認してしまい、実際のセックスの場で勃起できなくなる危険性がある。どうやら今かなり増えているらしい。しかもこのタイプのEDはバイアグラ等が効きにくいようだ。年齢を重ねることによる血流低下が原因ではないのだから当然とも言える。

・ネットポルノは視覚の刺激は非常に強い。何百人、何千人という美女の選択肢の中から自由に選び放題で好きなシチュエーションを検索できる。代わりに嗅覚・触覚・味覚などの情報は全く無い。しかし現実のセックスは視覚的には相手は1人のままで、相手がアブノーマルな趣味に付き合ってくれる保証は無い。そして嗅覚や手触りがあり、左手を動かすだけの一人遊びとは違い、全身を使った動きになり、相手とも合わせる必要がある。それにより、普段と違い過ぎる状況に脳が違和感を覚え、勃起できないのだ。

・3次元、現実の女性の写真や映像ならまだマシだ。問題は2次元…キャラクターのR18イラストの場合は更に現実との乖離が酷くなる。近年はR18系イラストも10年前と比べて性癖が先鋭化している傾向にあるように見えるのは気のせいではないだろう。描き手も受け手も感性がおかしくなってきている。pixivの人気イラストの閲覧数を見るとどれだけ多くの人がそれに依存してしまっているのかが分かる…。

自慰行為の是非について

自慰行為による射精自体が悪、とは思わない。射精するとタンパク質や亜鉛を失うとはいえ、性欲は動物としての本能で、あまりにも我慢するとストレス面で心配。ただ毎日となると、栄養だけでなく時間も浪費するし衝動を抑える理性の低下も気になる。人によって異なるけど、頻度としては1週間から2週間に1回程度がちょうどいいのではないかと思った。というか、個人的にそのくらいが我慢の限界。一応10日間くらいの禁欲は最近達成したけど…。

重要なのは、何を興奮材料にして勃起するか。強すぎる刺激で過剰に興奮するのは脳に悪い影響が大きすぎる。理想としては「想像力や妄想のみを駆使し、手による物理的な接触無しで勃起し、緩い刺激によって射精まで到達すること」。しかしいきなりこれを実行しようと思っても興奮材料が足りなさ過ぎて難しい。過激な動画や画像は完全に断つ→アイドルや芸能人の水着→着衣女性の画像→勃起させる時だけ画像を使いその後は脳内妄想のみ→通常状態から勃起し射精する行程全てで妄想のみ。このように段階的に刺激を弱めていくのが現実的だと思う。

追記:やはり自慰行為自体、出来る限りやらない方が良いものだと思うようになってきた。ポルノを見る見ないに関わらず、射精をしてしまうとその時点で脳と身体は一定の満足を得てしまう。射精をしなくなると脳は「相手となる異性が居ない!種の保存が出来てない!」と思い、その状況を打破しようと身体に行動を強く促す。異性に選ばれるような魅力的な人間になるように頑張れと命令を下す。これは物凄いエネルギー源になるはずだ。

 

対策方法

正直、かなり難しい。一応以下のことをやってみた。

・パソコンのフォルダに何年もかけて保存してきたイラスト(健全・R18問わず)を断腸の思いで全て削除した

・R18系絵師を多くフォローしていたpixivのアカウントを消した

・R18系の動画サイトのアカウントを全て消した

GoogleのセーフサーチフィルタをONにした

GoogleChromeで、有害サイトを検索結果から除外したりサイトを開くとブロックしてくれるポルノブロッカー系の拡張機能を入れた

ただ、一度性欲のスイッチが入ってしまうとこの程度の障壁は無いに等しくなる。冷静な時の自分が設定したブロッカーやフィルタを見事に一瞬で解除していってしまう。

pixivのアカウントは消したものの、流石に好きなジャンルの健全イラストくらいはチェックしたいと思い新しいアカウントを作成したが、これも良くなかった。風景メインで小さく女性が入っているイラストを見て、下にスクロールし関連作品を見ると徐々に女性がメインの健全イラストに移っていく。普段は健全絵を描いていてもたまに微エロ程度なら描く人もいる。徐々に魅惑的な表情や露出度の作品が増えていき、微エロイラストに到達する。R18設定オフでもR15程度のえっちな内容のイラストは無数にある。こうなるとスイッチが入り、まどろっこしくなり開き直って設定画面に入りR18表示オン、地獄への入口は開かれた。地獄という表現は、ここまで挙げていったネットポルノ閲覧による数々の害を考えれば決して大げさではないと思っている。

やはりpixivというサイト自体、見ない方が良い。自慰に繋がらなかったとしても、無数の健全イラストを眺めているだけでも、視覚情報量の多さと自分が気に入るかどうかブックマークするかどうかの判断・取捨選択によって確実に脳は疲労していく。そして今の時代は質の高いイラスト、美麗な作品面白い作品が多すぎて際限がなく時間も溶ける。

自分でもまだ手探りの状態。最近1週間に1回ペースを保てていたと思ったら、ズルして2日連続でやってしまったことがある。その翌日は我慢したものの、更に翌日はネット上で予期しない形でそういうのが目に入りスイッチがオンになりそのまま…。

一番の対策は、自室にいる時間を少なくすること。自室にいたとしても暇な状態を作らないこと。そしてほぼ毎日の運動を習慣にして、衝動性を下げること。

 

ちなみに、調べた感じではポルノ依存についての問題提起や認知度については海外の方が進んでいるように感じた。著名な心理学者などが議論、プレゼンしている動画が複数あった。逆に日本での認知度が低すぎるとも言える。ポルノ断ちによって脳をクリアにし本当の自分を取り戻すことを、海外では『再起動』と表現するらしい。まさにぴったりな言葉だ。あの常に脳に靄がかかったような、どこか憂鬱な気分が続き、楽しいことが全く無いあの感覚は脳が機能不全に陥っているといっていい。そのエラーを起こしたPCを再起動してやり直す。再起動、素晴らしい。