shougaの生き方模索雑記

日記、心の安定、長野移住、登山、etc…

インターネットポルノの危険性

ネットポルノと自慰行為…。正直ここに書くのも恥ずかしいけど、この依存が一番苦しいと感じた。三大欲求の1つで、全ての生命の『種の保存』という使命に根差したものだから衝動が強い。

「インターネットポルノ中毒 やめられない脳と中毒の科学」という本が有名で、よく紹介されている。ただこの本は内容は良いが翻訳がいまいちで読みにくい、という評判をよく聞くのでネット上で要約を読んだだけではある。ただそれでもかなりためになった。

私が買った本は「ドーパミン復活禁欲法【対話版】: 読むだけで人生が激変するポルノ脳からの解放とオナ禁の手引き」だけ。俗っぽいけど対話形式且つ要点が簡潔にまとめられていて分かりやすかった。

この2冊と、自分なりに調べていって分かったポルノの問題点を以下に並べていく。

 

 

・ネットポルノ(アダルトビデオ等、R18系のえっちなもの)を探すとクリックする度にドーパミンが次々に放出されるが、一日に脳が放出できるドーパミン量には限りがあるためドーパミンが枯渇してしまい、本来やるべきことのために行動できなくなる。つまり、努力が出来なくなる。また、ドーパミンが枯渇することで無感動な情緒となり、ささやかな嬉しい出来事では感激や興奮ができなくなる。

・精.液の合成には大量のタンパク質と亜鉛が必要。つまり射精するとこれらを大量に失う。また数億匹の精子を合成するのにも体力を使う。またタンパク質と亜鉛ドーパミンの原料でもある。つまりネットポルノを見ながら自慰行為をすると、ドーパミンを大量に浪費しながら、大量のタンパク質と亜鉛を失い、体力も大幅に使う。ちなみにタンパク質や亜鉛は体組織を正常に維持するのに必須の栄養素。

・刺激的な画像や動画を見てドーパミンが過剰に分泌されると、徐々に同じ刺激では満足できなくなり、更に過激な刺激を求めるようになる。平たく言うと性癖が先鋭化していく。正直に言うと、かなり身に覚えがある。決して他者を害するような内容ではないけど、それでも口が裂けても言えないフェチを幾つも抱えたりした。水着の美女の写真を見たら若い男性なら普通は興奮するはずだが、麻痺してしまってその程度の刺激では何がエロいのか分からなくなっていた。全裸でようやくスタートラインというレベルだった。だから、少し前に女子陸上が不謹慎な目で見られていることが問題になったりしたのだが、その問題自体はともかく、世の男性はあの程度の露出度で興奮できるのか…?と疑問に思ったりもした。

・超常刺激(正確には超正常刺激)という言葉がある。ジャンクフードやポルノ、ネット、ゲーム、ブルーライトといったもともと自然界には存在しなかった刺激の強いものを過剰に受け取ると、それを処理しきれずに脳の前頭前野という部分の活動が低下する。感情の制御や計画性の発揮、高度な思考など理性を司る部分である。この部分が機能低下に陥るというのはかなりまずい。社会的成功はまず見込めない。

・ネットポルノを見ると、脳は「自分には性行為の相手が数えきれない程たくさん居る、つまり種の保存が十二分に出来ている」と錯覚し、行動の原動力を失う。しかし理性はちゃんと自分には相手が居ないということを認識しているので、虚しさが残り自己肯定感が下がる。

・他の男が自分の好みの女とセックスをしている光景を見てシコる、という冷静になってみれば異常極まりない行為をして満足している。これでは自分は負け犬のオスであるということを脳の奥底に刷り込んでいるようなもの。

ポルノは麻薬

ポルノ依存症者の脳を解析してみたところ、薬物常用者と似たような反応が見られたという研究結果もある。これはとんでもないことだ。覚せい剤などの薬物は、その危険性や依存性が十分に周知されていて、入手も利用も違法であるし、手に入れるには特殊なルートを使う必要があるだろうし、購入にもお金がかかる。

一方でネットポルノはいつでもアクセス可能、無料で利用可能、選択肢を選び放題、3大欲求なので衝動も強い、もちろん合法。インターネットの普及はあまりにも速かったため研究がまるで間に合っていない。こういった有害性の関連や相関を立証するには何十年という時間がかかるが、我々はそれを待っている暇はない。

自分で制限を決めるしかない。ブロッカー等を使ったところで、ドーパミンが脳内に放出されたらすぐに自分の手でブロッカーを解除してポルノを見てしまうのだから、禁止するには相当な意志力・自制心が必要になる。依存症には薬物や酒、煙草やギャンブルといったイメージしやすいものがあるが、それらの一般的な依存症治療においては物理的障壁を設置するという対策がある。しかしインターネットは私たちの生活のインフラと化してしまった。仕事でも私生活でもある程度は使わざるを得ないため、物理的障壁を設置することは難しい。また、依存対象を目に触れないようにすることも重要だが、ポルノはネット上のあちこちに散りばめられていて性欲を強制的にオンにさせられるスイッチの数が多いのも問題。

ポルノによるED

・ネットポルノの常用によって、それが本来の性行為だと脳が誤認してしまい、実際のセックスの場で勃起できなくなる危険性がある。どうやら今かなり増えているらしい。しかもこのタイプのEDはバイアグラ等が効きにくいようだ。年齢を重ねることによる血流低下が原因ではないのだから当然とも言える。

・ネットポルノは視覚の刺激は非常に強い。何百人、何千人という美女の選択肢の中から自由に選び放題で好きなシチュエーションを検索できる。代わりに嗅覚・触覚・味覚などの情報は全く無い。しかし現実のセックスは視覚的には相手は1人のままで、相手がアブノーマルな趣味に付き合ってくれる保証は無い。そして嗅覚や手触りがあり、左手を動かすだけの一人遊びとは違い、全身を使った動きになり、相手とも合わせる必要がある。それにより、普段と違い過ぎる状況に脳が違和感を覚え、勃起できないのだ。

・3次元、現実の女性の写真や映像ならまだマシだ。問題は2次元…キャラクターのR18イラストの場合は更に現実との乖離が酷くなる。近年はR18系イラストも10年前と比べて性癖が先鋭化している傾向にあるように見えるのは気のせいではないだろう。描き手も受け手も感性がおかしくなってきている。pixivの人気イラストの閲覧数を見るとどれだけ多くの人がそれに依存してしまっているのかが分かる…。

自慰行為の是非について

自慰行為による射精自体が悪、とは思わない。射精するとタンパク質や亜鉛を失うとはいえ、性欲は動物としての本能で、あまりにも我慢するとストレス面で心配。ただ毎日となると、栄養だけでなく時間も浪費するし衝動を抑える理性の低下も気になる。人によって異なるけど、頻度としては1週間から2週間に1回程度がちょうどいいのではないかと思った。というか、個人的にそのくらいが我慢の限界。一応10日間くらいの禁欲は最近達成したけど…。

重要なのは、何を興奮材料にして勃起するか。強すぎる刺激で過剰に興奮するのは脳に悪い影響が大きすぎる。理想としては「想像力や妄想のみを駆使し、手による物理的な接触無しで勃起し、緩い刺激によって射精まで到達すること」。しかしいきなりこれを実行しようと思っても興奮材料が足りなさ過ぎて難しい。過激な動画や画像は完全に断つ→アイドルや芸能人の水着→着衣女性の画像→勃起させる時だけ画像を使いその後は脳内妄想のみ→通常状態から勃起し射精する行程全てで妄想のみ。このように段階的に刺激を弱めていくのが現実的だと思う。

追記:やはり自慰行為自体、出来る限りやらない方が良いものだと思うようになってきた。ポルノを見る見ないに関わらず、射精をしてしまうとその時点で脳と身体は一定の満足を得てしまう。射精をしなくなると脳は「相手となる異性が居ない!種の保存が出来てない!」と思い、その状況を打破しようと身体に行動を強く促す。異性に選ばれるような魅力的な人間になるように頑張れと命令を下す。これは物凄いエネルギー源になるはずだ。

 

対策方法

正直、かなり難しい。一応以下のことをやってみた。

・パソコンのフォルダに何年もかけて保存してきたイラスト(健全・R18問わず)を断腸の思いで全て削除した

・R18系絵師を多くフォローしていたpixivのアカウントを消した

・R18系の動画サイトのアカウントを全て消した

GoogleのセーフサーチフィルタをONにした

GoogleChromeで、有害サイトを検索結果から除外したりサイトを開くとブロックしてくれるポルノブロッカー系の拡張機能を入れた

ただ、一度性欲のスイッチが入ってしまうとこの程度の障壁は無いに等しくなる。冷静な時の自分が設定したブロッカーやフィルタを見事に一瞬で解除していってしまう。

pixivのアカウントは消したものの、流石に好きなジャンルの健全イラストくらいはチェックしたいと思い新しいアカウントを作成したが、これも良くなかった。風景メインで小さく女性が入っているイラストを見て、下にスクロールし関連作品を見ると徐々に女性がメインの健全イラストに移っていく。普段は健全絵を描いていてもたまに微エロ程度なら描く人もいる。徐々に魅惑的な表情や露出度の作品が増えていき、微エロイラストに到達する。R18設定オフでもR15程度のえっちな内容のイラストは無数にある。こうなるとスイッチが入り、まどろっこしくなり開き直って設定画面に入りR18表示オン、地獄への入口は開かれた。地獄という表現は、ここまで挙げていったネットポルノ閲覧による数々の害を考えれば決して大げさではないと思っている。

やはりpixivというサイト自体、見ない方が良い。自慰に繋がらなかったとしても、無数の健全イラストを眺めているだけでも、視覚情報量の多さと自分が気に入るかどうかブックマークするかどうかの判断・取捨選択によって確実に脳は疲労していく。そして今の時代は質の高いイラスト、美麗な作品面白い作品が多すぎて際限がなく時間も溶ける。

自分でもまだ手探りの状態。最近1週間に1回ペースを保てていたと思ったら、ズルして2日連続でやってしまったことがある。その翌日は我慢したものの、更に翌日はネット上で予期しない形でそういうのが目に入りスイッチがオンになりそのまま…。

一番の対策は、自室にいる時間を少なくすること。自室にいたとしても暇な状態を作らないこと。そしてほぼ毎日の運動を習慣にして、衝動性を下げること。

 

ちなみに、調べた感じではポルノ依存についての問題提起や認知度については海外の方が進んでいるように感じた。著名な心理学者などが議論、プレゼンしている動画が複数あった。逆に日本での認知度が低すぎるとも言える。ポルノ断ちによって脳をクリアにし本当の自分を取り戻すことを、海外では『再起動』と表現するらしい。まさにぴったりな言葉だ。あの常に脳に靄がかかったような、どこか憂鬱な気分が続き、楽しいことが全く無いあの感覚は脳が機能不全に陥っているといっていい。そのエラーを起こしたPCを再起動してやり直す。再起動、素晴らしい。