shougaの生き方模索雑記

日記、心の安定、長野移住、登山、etc…

名古屋について

Googleマップ眺めると時間が一瞬で溶けるから程々にしたいのに止められない。

ここ数日名古屋の辺りをよく見ている。

福岡で生まれ、幼児の頃から高校卒業まで広島に住み、大学進学を機に大阪に行き6年半を過ごした。意図したわけじゃないけど、東へ進んでいっていた。

まだ行っていない場所の大半は東日本となり、行ってみたい住んでみたい気持ちが増す。

大阪の東というと名古屋だ。松本市に住んだ場合も、広島に新幹線で帰省するならここで乗り換える大都市。

私自身、名古屋の市街地を歩いたことが無い。今まで特に興味を抱いたこともなかった。それがここ数日すごく気になり始めている。

 

 

名古屋の良い点として、まず国内各地へ行きやすい。

・周辺には三重、滋賀、岐阜、大阪京都、北陸、静岡、長野等々がある。

・新幹線が通っており、中部国際空港名古屋駅から行きやすい。空港からは札幌沖縄福岡は勿論、熊本や鹿児島、旭川、函館、仙台、松山など路線も豊富。

・電車の場合6000円、高速バスなら4000円前後で長野県松本市に行ける。

 

それと、ネットでは観光名所が無いないと言われがちだが意外と見るものがある。

象徴的なスポットとして、名古屋城名古屋港水族館レゴランドナガシマスパーランド(三重県)など。

他にもトヨタ産業技術記念館やあいち航空ミュージアムのような技術系施設、常滑焼や瀬戸焼ノリタケミュージタムのような焼物関連施設があり、そのほかに愛・地球博記念公園、徳川園、犬山城日本モンキーパーク等がある。

近畿圏…大阪神戸京都奈良は確かに強いが、これらを連合軍としてカウントすること自体がズルい。(都市圏として繋がっていて互いに行き来しやすいことからまとめて捉えてしまうのはあるが)

それにしたって、名古屋だけ愛知という県単位どころか市単位で戦わされるのは理不尽だと思う。

 

気になる点としては、周辺に手頃な登りやすい山が少ないこと。

名古屋市から行きやすいところでいえば東方面にある猿投山、西方面の養老山くらいだ。大阪ではかなり近くに生駒山系と金剛山系、六甲山系という幾つもの山々が連なった無数のハイキングコースがあったのと比べると少し物足りない。

 

一方で地図を広く見てみると、大都市圏の1つでありながら長野に行きやすいことは大きな長所だ。

近くに手頃な山が無いことが気になると書いたが、そもそも1000メートル以下の低山は何度か登れば若干飽きてくる傾向を私は持っている。そのくらいの標高の市街地の近くの山って、どこも似たような眺めしか見られないのだ。

そう考えると7~10月に長野の高山に山登りに行って、それ以外の季節は他のことをしたり普通の旅行に行く、というスタイルはかなり良いように見える。酷暑で有名な名古屋の夏の休日を使って避暑地に逃げるのもプラスポイント。

 

ただ実際にそうなったと考えた場合、夏の高山シーズンは高速バスでも繁忙期片道4800円往復9600円+宿泊費などを払って片道3時間半かけて行くのを毎回毎回することになる。松本市に着くだけでそれなので、そこから各目的地に移動するのは負担もかかる。言うまでもなく、松本市に住んだ場合と比べると登山における利便性は落ちる。出発地点が松本なら、アルプスだけでなく乗鞍高原八ヶ岳、更に北の白馬村にスキーに行くことも、夏の妙高戸隠に行くことも容易だ。

いや、待てよ…。名古屋から松本まで特急列車で2時間5600円…高速バスより速くて値段はそこまで変わらない…。アクセスしやすいな…。

 

 

気になる点

最後に、住むと仮定した場合に個人的に気になったことを幾つか挙げる。

名古屋側に落ち度は無いけど個人的に合わなさそうな点。

 

大阪の辺りと比べると路線や地名がどうも頭に入ってこないこと。

関ヶ原という境界を超えた先はもう東日本というフィールドに分けられてしまうのか、何か文化の違いというものを地図上からですら感じ取れてしまう。

 

料理の味付けが濃すぎるように見えること。

名古屋名物というと、味噌煮込みうどん、味噌カツ、ひつまぶし、天むす、手羽先、あんかけスパ台湾ラーメン小倉トースト、海老フライなど。全体的に色が黒く、味付けが濃そう。というかなんでそんなに味噌好きなんだ…。揚げ物が多くて油っこいな…。

関西以西のだし文化、九州の甘く優しい味付けで育った私に合う味付けとは思えない。いや、これらの名物はあくまで観光客向けで名古屋の人はそこまで名古屋名物を食べないということもあるかもしれないが、料理の味付けはやはり関西よりだいぶ濃くなってしまうだろう。

 

騒音や空気の悪さなど、環境について。

大阪で感じたことだけど、都会は音がうるさい。特に地下鉄を通勤で利用するとストレスで精神的に悪影響があるレベル。東京と比べると混雑はマシと聞くし確かに電車でぎゅうぎゅう詰めになった記憶は無いけど、駅に人が多すぎて軽くめまいがする。

それと名古屋は車社会かつ工業都市排気ガスが多そうなのもある。

ただ、東京や大阪と比べると名古屋は名古屋駅から栄にかけての中心エリア以外は他の地方と変わらず田舎であるという意見も見る。都会と田舎の中間という感じという。もしそうならかなり住みやすそうではある…。

 

通勤に時間がかかること

乗り換えなしで名古屋市中心部に出られる駅から徒歩or自転車で5~10分程度の物件に住んだとしても、そこから列車の待ち時間、列車に乗る時間が20分として、名古屋駅から職場まで歩いてかかる時間も含めると、だいたい60分はかかるしそれ以上かもしれない。それが往復となると2時間と少し。それを毎日となるとかなりの時間が通勤で溶けている。

地方なら車で10~20分で直接行けば済むことを考えるとこれは大きな違い。いやでも名古屋は車社会だというし車で通勤するなら時間はあまりかからない…?

 

 

感想

色々挙げたけど、大都市での生活が馴染んでいる人にとってはいずれも気にならないような点ばかりだ。(というか気になる点として書いておきながら直後にそれを否定するような要素が見つかって自分で自分に反論している)

もともと名古屋に住んでいる人にとっては、これほど住みやすい都市は他に無いという程に住みやすいと感じているかもしれない。

私も松本市移住を考えていなかったら名古屋に引っ越していたかもしれない。

というか、松本市で合いそうな求人が見つからなかったらもっと大きい都市に行くかもしれないし、そうなった時の候補は長野市だけど、もしかしたら名古屋市も候補になるかもしれない…?

名古屋市からだと新幹線1つで広島に帰りやすい。それが長野市からだと一気に帰りにくくなる。東京に移動して東京から広島に行くとなるとかなり費用が嵩む(しかも東京に向かうことによって直線距離でみると一度遠ざかっているのも嫌)。松本に行ってそこから名古屋に移動してから新幹線に乗るのもかなりの手間だ。

私が移住する目的は登山であって里帰りのしやすさではないはずなんだけど、とはいえ無視できる要素ではない。

 

こうして書いてると気持ちがブレそうになる。私が行くのは長野であって名古屋ではないだろ!