shougaの生き方模索雑記

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Steamの好きなゲーム③ Cuphead

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2020年7月時点での世界累計販売本数が600万本を超えた、世界的な人気インディーゲーム。Steamだけでなく、SwitchとPS4でも発売された。その評価は高く、2017年に複数のゲーム賞を受賞している。

ジャンルは2Dシューティングアクション。

Steamで私が一番やりこんだゲーム。愛していると表現してもいい。

 

 

グラフィック

1930年代のカートゥーンを、線のブレや画面のノイズまで忠実に再現した手書きアニメーションを特徴としている。基本は全てアナログでの手書きで、使用されているセル画は合計45000枚以上もある。制作に7年をかけ、制作に専念するために仕事を辞め、資金調達のために自宅を質に入れるなど、狂気すら感じる工程を経て開発された。

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音楽

作中のBGMは、クラシック・ジャズ界でパーカッショニストとして活動しているクリストファー・マディガン氏によって作曲された、とても上質なジャズ。

そのCupheadのサウンドトラックは英国アカデミー賞で最優秀音楽賞の受賞、米ビルボードのジャズ・チャートで初登場1位を獲得したりと高い評価を受けている。

上に画像を貼った、ピエロのボス曲。一時期、Cupheadのサントラを鬼のように聞きまくっていた。

 

ストーリー

インクウェル島に暮らすカップヘッドとマグマンの兄弟はある日、ケトルじいさんの忠告を破り、ガラの悪い地域にある『デビルのカジノ』を訪れてしまう。

カジノで兄弟が連戦連勝していると、カジノオーナーのデビルが登場し「次のゲームに勝ったら、カジノの金は全部やる。ただし、負けたらお前達のタマシイを貰うぞ」と賭けを持ちかけられる。
躊躇するマグマンとは対照的に、金に目がくらんだカップヘッドはサイコロを振り敗北してしまう。

命乞いをする兄弟にデビルは、カジノから逃げた債務者達の名が記載されたリストを渡し、奴らのタマシイを回収してくれば見逃してやると提案する。こうして二人は債務者達のタマシイを回収しに行くのだった。

 ……作中で戦うボス達はみんな、主人公達と同じくカジノに行ってデビルに負けてしまったのだろう。タマシイの契約書を回収するために債務者たちと戦っていく過程でカップヘッド達はどんどん強くなり、最終的にデビルのところに戻った時に真っ向勝負を仕掛けるという流れである。

 

 

 ゲーム内容

1930年代アニメーション風の滑らかに動くグラフィック。

個性的なボス達が繰り出す、びっくりどっきりな攻撃。

 

f:id:shouga4:20210713211149j:plain難易度は高めで、初見殺しな攻撃も多々ある。初プレイ時はボスを撃破するのに数十分はかかるだろう。しかし決して理不尽なゲームではない。ボスの攻撃にはパターンがあり、何度も挑戦するうちにどう対処すればいいかが分かってくるからだ。プレイを続けるうちに、自分の腕前が少しずつ上達する快感を感じるようになる。

 

f:id:shouga4:20210713212233j:plainやられた時にボスの残り体力をゲージ表示で分かりやすく教えてくれる。そのためギリギリで負けた時は「あともうちょっとで倒せたのに!」と悔しくなり思わずリトライしてしまう。ボスの煽り台詞が一緒に表示されるが、その台詞も進行状況によって変化するのが細かい。それと地味に洒落を利かせてくる。

 

 

f:id:shouga4:20210713210946j:plain全体的にボスの表情が豊かなのが個人的に好きなポイント。だいたいニヤニヤ笑いながら攻撃を仕掛けてくる。

 

f:id:shouga4:20210713212611j:plain形態変化と同時にシチュエーションも変化するのがドラマチックさに拍車をかけている。さっきのドラゴン戦は快晴だったのが三つ首になると雷雨になり、この三日月ボス戦は昼だったのが変身すると夜になって、星やUFOで攻撃してくる。

 

 

選べる戦い方

f:id:shouga4:20210713204012j:plain6種類のショットから2種類選び、3つの必殺技、6種類のお守りを選択できる。戦う相手によって最適なショットは大きく異なってくるのが面白い。

 

 

色々書いたが、要はグラフィック、音楽、作り込み、難易度調整と全てが完璧なゲームなので神ゲーですよと言いたいわけだ。ゲームに慣れている人全員に勧めたい。

store.steampowered.com

 

 

 

 

余談

 

日本語化

日本語化ローカライズにあたっては、韻や慣用句などの言葉遊びを他言語でも理解してもらうため、複数のローカライズ会社と契約した上で二重三重のチェック体制が敷かれ、慎重に行われたとのこと。

良い感じのレトロなフォントで、作中の世界観を英語版から変わらず維持している。こういう素晴らしい仕事によって支えられていると思うと感謝でいっぱいになる。

 

グッズ

ちなみにCuphead関連のグッズがちょくちょく発売している。

まさかカプセルトイで出ているとは思わなかった。(普通に買うと幾らかかるか分からないので、カップヘッドとマグマンだけメルカリで買った)造形もかなり良い出来だと思う。

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ありがたいことにLINEスタンプも出ている。たまに使う機会がある。

store.line.me

 

 

ランク、タイム短縮

f:id:shouga4:20210713203444j:plainこのゲームに一時期ドハマりして、全ボスSランク・全ラン&ガンPランクを取得するまでやりこんだ。オオトリ・ワシノスケって名前が好きすぎる。

 

f:id:shouga4:20210713203415j:plain各ボスを限界まで早く撃破するタイム短縮も行った。1つ目のセーブデータはランクS用、2つ目のセーブデータはランクA+用にしている。

 

 

参考記事

Cuphead - Wikipedia

Cupheadとは (カップヘッドとは) [単語記事] - ニコニコ大百科

『カップヘッド』(Cuphead)の作曲者と語る「これまでにない、ゲーム音楽」【インタビュー with クリストファー・マディガン - Kristofer Maddigan】 | Tororopizza Music Magazine

『Cuphead』のこだわりがいっぱい詰まったポイントを、開発元のStudio MDHRとローカライズ担当のGameTomoに聞く - ファミ通.com

Cuphead カップヘッド まとめ/攻略 Wiki