shougaの生き方模索雑記

日記、心の安定、長野移住、登山、etc…

今後について模索

今日は精神的に沈みがちな一日だった(その割に長野自治体のZoomを見たり、こうして記事を2つ書いたりしたが)。長野に住みたいという意思は以前と変わらず持ち続けている。ただ、それを本当に実現できるのかという不安がたまに浮かんでくる。それを実行、実現するのは私自身以外に居ないのだが。

 

昨日終えた農業体験は有意義だった。「体を動かして自然と触れ合える仕事が合っているのでは」と思い、実際どういう感じなのか知りたくて始めた。しかし現実を思い知ったという程ではないにせよ、数日で覚えられる単調な肉体労働が延々と続くのをやってみると…。そういう訳で農業という道を完全に無しとしたわけではないが、他の道も再度検討してみようという形になった。そこでふと、また振り出しに戻ったような感覚がして、虚無感に包まれて気落ちしてきている。

 

年齢

26歳という年齢にも近づいてきた。大学卒業後の私は一年少し働いて病気になって休養して、また働くも合わずに辞めて、色々模索するも未だに職業に関しては分からないまま……。

確かにこの間に、登山という趣味に出会い、ブログという自己表現の手段を得て、長野移住という目標を立てた(趣味がなく愚痴を書いたり暗い情報ばかり見て自己否定を繰り返し何の目標も無かった頃の私とは別人レベルになれた)。大阪でも福山でも旅行にはよく行ったので土地に未練は少ない。しかし私生活が充実して人間的に豊かになっても結局は収入が無ければ生活が出来ない。

以前、私は自分のことを(一般的な企業の一般的な職種には自分は合わない)と考えたことがある。それの真偽はともかく、現実としてどこかしらの組織に所属する必要はある。そうなった時、「私は今までこういうことをやってきて、こういうことが出来ます」と説明できるだけのものを持っていないことに対して今不安を感じている。やる気や可能性をアピールするには若さが要るが、それは一日ごとに失われていくものだ。年齢に見合ったものを備えていく必要があるが、それには暫定的にでも自分の道を定めて働くしかない。しかしその道が全く分からない、という堂々巡りのような状態になっている。

模索

結局はインターネット関連になったりするんだろうか。いや、まだ何も分からない。ITエンジニア、農業体験どちらでも感じたけど、物相手の作業がひたすら続くことに対して寂しいと感じてきた。私は人を相手にしたいのかもしれない。人の悩みの殆どは人間関係から生じるとはいうが、人との触れ合いによって幸せホルモンのオキシトシンは分泌される。ただ私は会話の機転が鈍い感じがするし堅苦しいビジネス会話は苦手だ。BtoBのような高度で丁寧さが求められるやり取りは2社目で無理だと分かった。つまりBtoC型で、応対にマニュアルがそこまで定められておらず活気のある職場…を想像すると自分に合っていそうな気がする。

 

最後に

楽観的に考えるのなら、仕事の方向性さえ決めればあとは話は早い。そこさえクリアできれば私の未来は明るい。そう信じる心が大事だ。真剣に考えた自分えらい。

Googleで何となく「20代 虚しい」と検索してみたところ、「クオーターライフ・クライシス」という言葉を知った。

あなたが20代半ば〜30代なら、人生でも最悪の時期を過ごしているかもしれません。アイデンティティーの混乱、間違ったゴール設定、希望の減退...。なかには私のように、喪失感や不安、パニックを感じている人もいるでしょう。「クオーターライフ・クライシス」とは、人生の4分の1が過ぎた時に訪れる幸福の低迷期のことです。

もし、今のあなたがこの時期にいるなら、あなたはひとりではないし、苦しみを減らすためにできることはたくさんあります。

20代後半はツラいよ。誰にでも訪れるクオーターライフ・クライシスを乗り越える方法 | ライフハッカー[日本版]

自分と同じように苦しみ迷っている仲間がいると思うと、少しは不安が少なくなる。

 

方言について

ここで話されている方言は広くみれば備後弁(広島県東部)、狭くみれば福山弁となる。2社目の時も感じていて、今回で確信したのが、私はこの辺りの方言があまり好きではないということ。言葉の響きが強く、普通の会話でも攻撃的な印象がする。年齢が上がるにつれてその癖が強くなる。

福山で育ったので聞けば意味は理解できる。しかしやはり好きではない。昔は何の違和感も無かったけど、大阪に行って何年も関西弁を聞いたことで地元言葉への違和感を覚えた。今は敬語を使うことが多いのもあって標準語で話すんだねと言われることが多い(それでもおそらく東京へ行けば方言だねと言われると思うが)。

 

ぼれ、ぶち(すごく)

えろう(ずいぶん、すごく)

ぎょおさん、ようけ(たくさん)

こがーに、こぎゃーに(こんなに)

ばー(~ばかり、~だけ)

たいぎい(疲れた、だるい)

こすい(ずるい)

わや(めちゃくちゃ)

のうなる(無くなる)

おーとる(合っている)

こまい(小さい)

でこう(大きい)

なにしょーるん、なんしょん(何をしてるの)

なによぉるん(何言ってるの)

そりゃいけまぁ(それはダメでしょ)

 

……こうして文字にして並べるとより一層実感するが、なんというか、品が無い。田舎言葉丸出しという感じだ。相手を責めるような響きが多いように感じられる。

ちなみに備後弁は「じゃけえ」を使うのに対して、広島弁は「じゃけん」を使う違いがあるらしい。ことあるごとにじゃけえじゃけえ言われると少し鬱陶しい。

 

どうして広島弁と岡山弁以外の訛りが混じっているのかというと、福山藩初代藩主の水野勝成徳川家康と従兄弟であり、三河藩から人を連れてきたから名古屋辺りの方言が入ってきたとのこと。勝成公の影響かよ…。ちなみに三河弁も日本有数のキツい方言と言われている。この辺りでたまに「うみゃあ(うまい)、おみゃあ(お前)」のような言葉を稀に耳にするのはそういう理由から来ている。これらは文字にするとそうでもないが実際言われると威圧的である。

 

農業体験バイト終了

一週間の農業バイトを終えた。1日ごとに収穫から洗い、選別機かけ、手動選別と全行程を行うので作業自体は3日で慣れて、後半はまだその作業をやったことが無い他の人に対して教えられるほどになった。というか個々の作業自体は同じことの繰り返しなので、僅か一週間で飽きるほどだった。働いてる人は多少癖はあるものの良い人が多かった。ただトップの人とは全く合わなかった。家族経営型の場所でそういうことになると割と面倒である。

 

メリット

身体を動かして働くこと自体は割と気持ち良かった

植物に触れることができるので自然を感じられる

職場にBGM等が流れておらず、大声を出す客や騒音などが無いので耳に優しい

狭い空間に籠ることが無いので閉塞感が無い

多少覚えたらあとは単純作業なので難しい内容が無い

接客のようなマナーやマニュアルが無く笑顔も必要ないので、自然体で居られる

やりがい面

自分のやった作業の結果、成果を感じやすい

自分が収穫・選別に関わった作物が全国に出荷されていくやりがいがある

デメリット

朝が早いのでベッドから起き上がるのが多少しんどい

外仕事なので暑いし寒い。一番過ごしやすい11月中旬でこう感じるほど。仮に真夏の直射日光や真冬の強風にさらされたらかなりキツいと思う。

肉体労働なので体を動かさないと全く作業が進まずお金も発生しない

人手不足なので休みにくい雰囲気。バイトでも職場に毎日12時間近く居ることが珍しくない

方言がかなり強く、人の癖が強い

単純作業なので仕事を覚えたらひたすら単調な作業が続く

腰を下ろす作業が多いので腰に多少負担がかかる(数日やったら殆ど気にならなくなったから大半はすぐ慣れるものだと思う)

 

上記のうち、個人的に大きかったメリット・デメリットを挙げていく。

メリットは、職場に大きなBGMや騒音が無いこと、自然体でいられること。

デメリットは、単調な作業がずっと続くので飽きること、方言がかなり強く人の癖が強いこと。

 

感想

農業体験としてはかなり良い経験になったと感じる。自転車で通える範囲で泥の中に入れるようなバイトは他に無かったから。また、今まで自分のことを教えるのが下手な方だと思っていたけど実際やってみたらかなり柔らかく教えることが出来て、上手いと言われたので新鮮だった。

対人

単純作業は創造性や工夫に乏しいので仕事における面白みも少し感じにくいように感じた…。BtoBのような取引先との会話やBtoCのような客との会話が無いので対人による緊張やストレス、気を付けることが少ないのが良かった。ただ作業内容で対人が無いのは低ストレスながらも何か面白みに欠けるようにも感じられた。

体を動かすこと

体を動かすのは気持ちいい。しかし「肉体労働は体を動かさないと仕事にならない」という一見当たり前のことを真に実感した。どれだけしんどかろうが長時間、全身をキビキビ動かし続けなければならない。ようやく頭脳労働の価値が分かった。頭の中で考えてそれを手元だけ動かして画面に出力するだけで作業が進んで賃金が発生するというのは凄いことなんだ。

そもそも一人暮らしを再開したらまた一通りの家事を自分で毎日するようになるわけだが、それも全て体を動かす作業であり肉体労働の一種である。通勤で歩くのも体を動かしているし、休日のお出かけや登山でも体を動かしている。仕事で体を動かすことにそこまでこだわる必要はそこまで無いのでは…?開発現場で働くITエンジニアが動かなさ過ぎるだけで、大抵の仕事は頭も体もある程度動かすだろう。その「頭も体も程々に動かす仕事」で良いのでは?

 

私はやはり都会っ子気質が強いと改めて認識した。また、一度覚えたらずっと単純作業が続くと虚しくなってくるので、ある程度は創造性のある仕事内容が良いなと感じた。

 

島根・鳥取の旅行全体の感想

おおまかな流れはこんな感じ。

1日目:とっとり花回廊→境港(魚市場、水木しげるロード)→海とくらしの史料館→皆生温泉

2日目:鳥取砂丘→砂の美術館→賀露かにっこ館→白兎神社→中国庭園 燕趙園→鳥取二十世紀梨記念館 なしっこ館

 

山陰の印象

山陰はなんというか居心地が良い。古くからの歴史を感じることが多い。自然も大山や砂丘など雄大だ。それでいて古ぼけているわけでもない、施設は整備されていて見やすくピカピカ、誰でも楽しめるように設計されている。交通量が少なめで車を走らせやすい。日帰りで利用できる温泉が多く、気兼ねなく湯を楽しめる。

私が回った主要な施設は、出雲大社、古代出雲歴史博物館、松江城、松江歴史館、水木しげる記念館足立美術館とっとり花回廊、砂の美術館、賀露かにっこ館、燕趙園、なしっこ館。これらがどれも本当に内容が充実していて整備が行き届いていた。歴史をモダンに紹介する、古さと新しさの良いとこどりなスタイルは私の理想にも感じられた。

 

Googleマップ

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現在のGoogleマップの様子。緑色の行ってみたいところをほぼ消化したのでいったん行ったことある場所の黄色ピンのみにしてみた。福山から松江や米子まで車で3時間ほどかかるので、今回1泊2日で行けたのはすごく良かった。泊まりじゃないと鳥取砂丘には行けなかった。

強いて言えばあとはコナン作者の青山剛昌ふるさと館、大山まきばみるくの里、植田正治写真美術館、蒜山高原(ホースパーク、ジャージーランド、焼きそば)くらいか。並べて見ると1日じゃ足りなさそうなくらいにはまだまだある。それと足立美術館と由志園にはもう一回行っておきたいな。

旅行スタイル

私は旅行に行く際はそこまで詳細に予定は決めない。現地に行けば何かと思い通りにならないもので、思ったよりそれぞれのスポットで時間がかかったりかからなかったりする。ただ完全に行き当たりばったりというわけでもない。

愛読しているガイドブックはJTBパブリッシングの『manimani』シリーズ。20~30代の女性向けの小型本なのだけど、女性向けに振り切っているわけでもなく男でも普通に読みやすい。まっぷるじゃらんのようなデカデカとした写真や主張がなく、カッチリしていて上品だ。これを見てどういう有名スポットがあるのかを知り、マップにピンを追加していく。ただこれだけではマイナースポットや個人的に行きたい場所に漏れがありそうなので、Googleマップで「観光スポット」と検索して、だいたい口コミ数が最低100件以上のものを見て追加していくことが多い。

ピンを追加したら交通手段や効率の良いルートを考えて、最初に○○に行って~と大まかな流れを頭に入れて出発、という流れである。我ながら毎回効率の良い、特別急いでいるわけでなくじっくり見ているのに色んな場所を満喫できる旅行が出来ていると思っている。このままこのスタイルで続けようと思う。

 

島根鳥取旅行2日目③ 燕趙園、鳥取二十世紀梨記念館

前日、Googleマップで「観光スポット」と検索すると、面白そうな場所が出てきた。

中国庭園 燕趙園』。中国庭園からインスピレーションを受けた広大な庭園とのこと。私は中国の文化は割と好きな方だ。小学生の頃から漢字を覚えるのが得意で、大学時代には中国語を第二外国語として選択した。帰り道の途中にあることもあって少し寄って見た。

 

道の駅 燕趙園の駐車場に車を停めて、歩道橋を渡って燕趙園へ向かう。その歩道橋の外観がこれだ。ものすごく立派である。

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入口へ向かう道。右にある建物はお土産屋の「中国土産 處老龍頭」。文化公演…開演時間は午後1時半?この時点で13時15分、かなり丁度いい時間。

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受付入口外観。料金を払ってパンフレットを貰う。パンフレットには以下のように記載してあった。

鳥取県と中国河北省との友好提携のシンボルとして建設された、日本最大級の本格的な中国庭園です。歴代の皇帝が造り、親しんだ皇家園林方式の中国庭園をそのまま再現し、設計、資材調達、加工まで全て中国で行い、一度仮組した物を解体して日本に運び、中国の職人が再度建設しています。屋根には行程しか使用できない黄色の瑠璃瓦を使用し、園内の各所には皇帝を象徴する龍の彩画や美術工芸の数々を見ることができます。

山陰八景に数えられるここ東郷湖の水景と、三方の山々の壮大なスケールが、中国庭園とマッチして、幻想的な歴史ロマンの空間へと誘います。

……想像以上に本格的で手が込んだ庭園だった!!そんなに本気で作り込まれたものだったのか…。

 

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燕、趙は春秋戦国時代に存在した国だけど、それが由来かな?

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正面にある建物、華夏堂。中国の伝統楽器である二胡の演奏体験をやっていた。

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うわ~すげえ…感嘆の声しか出ない。

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中国雑技ショーが行われるイベントホール前に来た。八仙人像。

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雑技ショー開演前。コマ回し、お面すり替え、脚による壺や椅子回しが行われた。最後の脚技が物凄くレベルが高くて技ありだった。

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会場隣には中国人の書いた書道作品が展示されていた。達筆すぎる。そういえばYoutubeで中国の一般人が墨ではなく水を筆に含ませて路面に漢字を書いている動画を見かけたことがある。確かに手軽で掃除の必要もない、合理的だなと思った。

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私はこういうあっさりしていて特徴があって読みやすい作品を好む。どういう意味かは分からないけど自分の部屋に飾りたいくらい。

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イベント会場前。

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いや~本格的だ…。ほんとに本場中国に来たみたい。

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ここであと何枚写真撮ればいいのってくらいしっくりくる

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七星橋。このアーチは七色の虹を表現しているそう。

f:id:shouga4:20211122203606j:plain臥龍廊と一覧亭。園内で一番高い場所で、北側の東郷池が前方に広がる。

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この岩の下に入れる。

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中をくぐると、

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飛雲瀑という滝のそばに出た。

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梧竹幽園。私家園林方式というのを取り入れているらしい。いや~それにしても良い庭園だったなぁ。割とこぢんまりとした規模だけど見所がたくさんあって最高だった。

 

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中国土産 處老龍頭の中。

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中華ちまきと杏仁マンゴースムージーを注文。ちまきはもちもちおこわの味付けが良いし、ゴロッとした豚角煮がいくつも入ってて最高。これで230円は良。スムージーも美味しい。杏仁豆腐が大好きなのでこれも大好きなのは自明の理だ。

ちょっと名残惜しいけど、離脱…。この時点で14時40分。まだ帰路に着くまでの時間はある。

 

 

鳥取二十世紀梨記念館 なしっこ館

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私は基本的にGoogleマップの口コミ数で知名度を判断しているが、ここは1357件でなかなか有名スポットのようだ。

なしっこ館は「梨」をテーマとした日本で唯一のミュージアムです。梨に関する歴史や産業の情報をご紹介したり、発見と体験に満ちた展示や企画を行っています。一年中、3品種の梨の食べ比べをしています。

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受付を済ませて進んだ正面には、二十世紀梨の巨木がシンボルとして展示されている。マスコットのナッシーがいる。梨のようにさわやかな性格で、袋の中で育てられたので世間知らずな面もあるとか。

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その手前には巨大ナシの展示。大きすぎて別の品種に見える。

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二十世紀梨ものがたり劇場。昭和初期の梨農家にタイムスリップしたかのような劇場。鳥取県二十世紀梨の一大産地になるまでの苦労の歴史を映像と精巧なロボットのお芝居で紹介します(上映時間10分)

とても面白かった。自然災害で3年連続で不作となり、今度は黒斑病が流行し、それを克服したら今度は戦争によって木が切られ米や麦に変えられる…。そんな苦難をよく乗り越えられたなぁと思った。

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梨の食べ比べコーナー。壁には梨や果物を食べることは健康に良いこと等の情報が書いてあった。日本人は海外と比べて果物を日常的に食べる習慣が薄いとのことだけど、我が家では割と頻繁に食べる方だなと思った。果物に含まれる果糖はそこまで血糖値が上がらず、一部の野菜の方がむしろ糖分が多いレベルらしい。そのため糖尿病患者が果物を食べても問題ないそう。

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3品種を2切れずつ、合計6切れを無料で食べられる。

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全部美味しかったけど、「新甘泉」が一番好みだった。甘くて柔らかい。

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世界の梨、日本の梨のレプリカを一堂に展示し、梨の世界地図や鳥取二十世紀梨の輸出の歴史を紹介。

ここまで梨が並ぶとなかなか壮観だった。赤い梨もあるんだね。果汁をたっぷり含んだジューシーな梨は海外の乾燥した地域では特に好まれ、高級品として人気だったそう。

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品種ごとにキャラクターの性格が設定されていて面白い。太っちょな品種がダイエットをしようとするも、それが長所なんだからと説得されていた。小学生が梨について学ぶ漫画も展示されていて、大人だけでなく子供も楽しめる作りとなっている。

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入口周辺の様子。入館料300円でこの内容は本当に素晴らしいと思った。

 

その後、近くの倉吉白壁土蔵群に寄ってみたけど地味で見るところが無かったので、早めに帰路に就いた。

帰りの運転

16時半から帰り始めて、家に着いたのは20時過ぎだった。途中休憩はほんの少ししたけど、3時間半の運転めっちゃ疲れた。暗くて景色は無いし、CD忘れたから音楽は無いし、ラジオやテレビは山間部では電波が届かないことが多くて退屈だった。視界が悪く見通しが効かないので普通に運転に集中してた。次は絶対CarpentersのCDを持っていく。

 

島根鳥取旅行2日目② 賀露かにっこ館、白兎神社

砂の美術館から車で15分ほど、「賀露港・市場食堂」という魚が食べられる場所に来た。ここは朝10時から開いてるのがとても助かる。肩肘張らない食堂みたいな店で、かなり活気がある。刺身定食を注文。

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船盛の刺身。海老が特に美味しかった。それにしてもこれで税込980円!?港の近くって内容普通の割に超高いメニューもそこそこあるイメージがあるけど、これはお得すぎる。醤油が全然足りないので箸置場にたくさんある醤油さしを持ってきた。白米も美味しいし、大満足。

 

とっとり賀露かにっこ館

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昼食後はすぐ近くの「とっとり賀露かにっこ館」へ入館。カニが主役のミニ水族館とのことで、何と入場料無料。

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入口すぐの様子。

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ヒラメとカレイがたくさん。子供達がふれあい体験をしている。

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水槽の中にはマダイやコブダイ、スズキやカサゴ、エイやサメまで泳いでいた。

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世界一の大きさのタカアシガニ

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井戸を守るイモリ。

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タツノオトシゴ。泳ぐのが苦手で、尻尾のくるくるで水草などを掴んで流されるのを防いでいるらしい。

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巨大なバケツに海亀が入っていた。

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さかなクン」さんのイラストが飾られていた。本当に味のある良い絵を描かれる。

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このように、とても充実した展示が並んでいる。

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生きているタカアシガニ

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間近で見ると、触覚や手足が動いていて面白い。

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サワガニかと思った。これはアカテガニ

館を出た後は地場産プラザわったいな、鳥取港海鮮市場かろいち等を少し見た後、白兎神社へ向かった。ここからは西へ向かって緩やかに自宅へ戻る方向へ。

 

白兎神社

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「道の駅 神話の里 白うさぎ」の近くにある石像。大国主命因幡の白うさぎ。

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歩道橋の上から見る白兎海岸。明日は荒れそうな雰囲気。

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道の駅の中でコーヒーアイスクリームを。鳥取県の砂コーヒー?を使っているそう。ちゃんとコーヒーの苦みを感じられる上品な味で好みだ。縦に長くて見た目も良い。

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白兎神社へ向かう。

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兎の像が何個も置いてあって可愛い。

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お参り。縁結びの神様ということで、お守りを買った。仕事の良縁がありますように…。

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鳥取県は蟹取県であり、星取県でもあるらしい。

 

島根鳥取旅行2日目① 鳥取砂丘、砂の美術館

寒すぎて朝3時に目が覚めた。これだけ着込んでもそうなるか。まぁこの寝袋、夏でもいけそうな少し薄くてゆったりしたものだしな。うつろうつろとした眠りで5時半に起きた。

この時間は観光施設はどこも開いていないので移動に充てる。1時間半ほどかけて鳥取砂丘に着いた。7時になってようやく朝日が昇り明るくなってきた。

 

鳥取砂丘

広く楽しみたいと思い、あえて南側の駐車場に車を停める。結果的にこの判断は大正解だった。

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松の茂み地帯を抜けると、砂丘が見えてきた

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ついに足を踏み入れる。思ったより柔らかく、サラッとした砂だ。

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10メートル程度?の坂なのに砂で足が踏ん張れず結構しんどかった。

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影の長さで日の低さが分かる。

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やっぱり朝に来て良かった!全然足跡が無くてまるで新雪のような綺麗な砂だ。

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表面はサラッとしてるけど、ほんの少し掘ると意外と湿り気がある。

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なんだか本場の砂漠みたいな色合いで撮れた。

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それにしても良い天気だなぁ…

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風が生み出す砂の波紋が美しい

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影が長すぎる

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太陽の方

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西の方角。広いねぇ

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海が見えた~

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馬の背に着いた。この辺は多少人が多くて足跡が多い。でも広いので密度は低い。

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座ってしばらく日本海を見つめる。風が少し吹いて肌寒い。

砂の美術館は9時開館、この時点ではまだ8時。

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馬の背から下りて、後ろを振り返る。砂丘の色も、空と雲の感じも、すごく好みの1枚。

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名残惜しいね

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本当に良い場所だった。予想を遥かに上回る感動があった。

 

鳥取砂丘パークサービスセンター前にベンチと容器があった。ここに座って、靴の中に溜まった砂を取り除く。その後、歩いてすぐの砂の美術館に向かった。

 

 

砂の美術館

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砂丘から砂の美術館に到着。入場前からいきなり芸術的だ…。

ここでは毎年テーマを変えて砂像の展示が行われており、今回は第13期となる。チェコ・スロバキアのことは殆ど知らないから楽しみ。

 

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館内の作品を作った砂像彫刻家の方々。世界10ヶ国17名の世界トップクラスの砂像彫刻家が日本人の総合プロデューサーの指揮のもと、作品を制作したとのこと。これらの砂像は全て砂と水だけで制作した砂のかたまりを彫刻して制作されているらしい。

 

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展示室に入る。広い!作品が大きい!精密!

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世界遺産の街「チェスキー・クルムロフ」。中世から残るオレンジ色の屋根の家々と丘陵地帯の緑との対比が鮮やかで、「世界一美しい街」と評されている。

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「スピシュ城とモンゴルの襲来」。スロバキア東部に位置する世界遺産の廃城スピシュ城。13世紀にヨーロッパに侵攻してくるモンゴル帝国軍から国を守るための長城として建てられた。

正面から撮るより迫力を出したいと思い下から撮った。馬の躍動感がすごい。当時のモンゴル軍は本当に恐怖の象徴だったんだろうな。

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「ヤーノシークの伝説」。スロバキアの国民的英雄。18世紀初頭に実在した義賊。かっこよくて迫力があった。何故か開いた本から生えている。

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「リブシェの予言」。かつてチェコは予言能力をもつ賢く美しい女性リブシェが治めていたと伝えられている。この作品ではチェコのアールヌーヴォー画家ミュシャの作風を踏襲して表現されている。

今回の展示で一番気に入ったのがこの作品。とにかく大きい。大きいだけでなく細部も繊細だ。編まれた髪の様子や花弁の繊維、流れるような動きが良い。個人的にミュシャは結構好きだけど、平面の絵よりこういう立体的に表現された作品の方が私の心を遥かに強く揺さぶってきた。私はやはり3次元的なものの方が好きらしい。

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プラハ城」。世界で最も大きく古い城と言われている。伝説によると870年頃、リブシェの予言に基づいて現在の場所に建てられた。

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中欧の野生動物」

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「ドラゴン伝説」

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3階に上がるとこのように全体を見渡せる。今回写真を載せた作品以外にも、素晴らしい作品がたくさんあった。

過去にどういった内容の展示が行われてきたかの写真も壁に貼られていた。イギリス、ロシア、アメリカ、南アジア、南米、等々のあらゆる国の展示が行われたようだったけど、個人的には今回のチェコ・スロバキア編が一番好きだと思った。

 

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外の展望台に出てみる。少し曇り始めたようだけど、この後行くスポットはどこもそこまで晴れ必須ではないので構わない。でもやっぱり砂丘だけは晴れかそうでないかで見栄えが大きく変わってくるので、早朝の晴れている時間に見ることが出来て本っ当に良かった。私に都合が良すぎる天気。