shougaの生き方模索雑記

日記、心の安定、長野移住、登山、etc…

農業体験バイト終了

一週間の農業バイトを終えた。1日ごとに収穫から洗い、選別機かけ、手動選別と全行程を行うので作業自体は3日で慣れて、後半はまだその作業をやったことが無い他の人に対して教えられるほどになった。というか個々の作業自体は同じことの繰り返しなので、僅か一週間で飽きるほどだった。働いてる人は多少癖はあるものの良い人が多かった。ただトップの人とは全く合わなかった。家族経営型の場所でそういうことになると割と面倒である。

 

メリット

身体を動かして働くこと自体は割と気持ち良かった

植物に触れることができるので自然を感じられる

職場にBGM等が流れておらず、大声を出す客や騒音などが無いので耳に優しい

狭い空間に籠ることが無いので閉塞感が無い

多少覚えたらあとは単純作業なので難しい内容が無い

接客のようなマナーやマニュアルが無く笑顔も必要ないので、自然体で居られる

やりがい面

自分のやった作業の結果、成果を感じやすい

自分が収穫・選別に関わった作物が全国に出荷されていくやりがいがある

デメリット

朝が早いのでベッドから起き上がるのが多少しんどい

外仕事なので暑いし寒い。一番過ごしやすい11月中旬でこう感じるほど。仮に真夏の直射日光や真冬の強風にさらされたらかなりキツいと思う。

肉体労働なので体を動かさないと全く作業が進まずお金も発生しない

人手不足なので休みにくい雰囲気。バイトでも職場に毎日12時間近く居ることが珍しくない

方言がかなり強く、人の癖が強い

単純作業なので仕事を覚えたらひたすら単調な作業が続く

腰を下ろす作業が多いので腰に多少負担がかかる(数日やったら殆ど気にならなくなったから大半はすぐ慣れるものだと思う)

 

上記のうち、個人的に大きかったメリット・デメリットを挙げていく。

メリットは、職場に大きなBGMや騒音が無いこと、自然体でいられること。

デメリットは、単調な作業がずっと続くので飽きること、方言がかなり強く人の癖が強いこと。

 

感想

農業体験としてはかなり良い経験になったと感じる。自転車で通える範囲で泥の中に入れるようなバイトは他に無かったから。また、今まで自分のことを教えるのが下手な方だと思っていたけど実際やってみたらかなり柔らかく教えることが出来て、上手いと言われたので新鮮だった。

対人

単純作業は創造性や工夫に乏しいので仕事における面白みも少し感じにくいように感じた…。BtoBのような取引先との会話やBtoCのような客との会話が無いので対人による緊張やストレス、気を付けることが少ないのが良かった。ただ作業内容で対人が無いのは低ストレスながらも何か面白みに欠けるようにも感じられた。

体を動かすこと

体を動かすのは気持ちいい。しかし「肉体労働は体を動かさないと仕事にならない」という一見当たり前のことを真に実感した。どれだけしんどかろうが長時間、全身をキビキビ動かし続けなければならない。ようやく頭脳労働の価値が分かった。頭の中で考えてそれを手元だけ動かして画面に出力するだけで作業が進んで賃金が発生するというのは凄いことなんだ。

そもそも一人暮らしを再開したらまた一通りの家事を自分で毎日するようになるわけだが、それも全て体を動かす作業であり肉体労働の一種である。通勤で歩くのも体を動かしているし、休日のお出かけや登山でも体を動かしている。仕事で体を動かすことにそこまでこだわる必要はそこまで無いのでは…?開発現場で働くITエンジニアが動かなさ過ぎるだけで、大抵の仕事は頭も体もある程度動かすだろう。その「頭も体も程々に動かす仕事」で良いのでは?

 

私はやはり都会っ子気質が強いと改めて認識した。また、一度覚えたらずっと単純作業が続くと虚しくなってくるので、ある程度は創造性のある仕事内容が良いなと感じた。