shougaの生き方模索雑記

日記、心の安定、長野移住、登山、etc…

島根鳥取旅行2日目① 鳥取砂丘、砂の美術館

寒すぎて朝3時に目が覚めた。これだけ着込んでもそうなるか。まぁこの寝袋、夏でもいけそうな少し薄くてゆったりしたものだしな。うつろうつろとした眠りで5時半に起きた。

この時間は観光施設はどこも開いていないので移動に充てる。1時間半ほどかけて鳥取砂丘に着いた。7時になってようやく朝日が昇り明るくなってきた。

 

鳥取砂丘

広く楽しみたいと思い、あえて南側の駐車場に車を停める。結果的にこの判断は大正解だった。

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松の茂み地帯を抜けると、砂丘が見えてきた

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ついに足を踏み入れる。思ったより柔らかく、サラッとした砂だ。

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10メートル程度?の坂なのに砂で足が踏ん張れず結構しんどかった。

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影の長さで日の低さが分かる。

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やっぱり朝に来て良かった!全然足跡が無くてまるで新雪のような綺麗な砂だ。

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表面はサラッとしてるけど、ほんの少し掘ると意外と湿り気がある。

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なんだか本場の砂漠みたいな色合いで撮れた。

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それにしても良い天気だなぁ…

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風が生み出す砂の波紋が美しい

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影が長すぎる

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太陽の方

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西の方角。広いねぇ

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海が見えた~

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馬の背に着いた。この辺は多少人が多くて足跡が多い。でも広いので密度は低い。

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座ってしばらく日本海を見つめる。風が少し吹いて肌寒い。

砂の美術館は9時開館、この時点ではまだ8時。

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馬の背から下りて、後ろを振り返る。砂丘の色も、空と雲の感じも、すごく好みの1枚。

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名残惜しいね

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本当に良い場所だった。予想を遥かに上回る感動があった。

 

鳥取砂丘パークサービスセンター前にベンチと容器があった。ここに座って、靴の中に溜まった砂を取り除く。その後、歩いてすぐの砂の美術館に向かった。

 

 

砂の美術館

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砂丘から砂の美術館に到着。入場前からいきなり芸術的だ…。

ここでは毎年テーマを変えて砂像の展示が行われており、今回は第13期となる。チェコ・スロバキアのことは殆ど知らないから楽しみ。

 

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館内の作品を作った砂像彫刻家の方々。世界10ヶ国17名の世界トップクラスの砂像彫刻家が日本人の総合プロデューサーの指揮のもと、作品を制作したとのこと。これらの砂像は全て砂と水だけで制作した砂のかたまりを彫刻して制作されているらしい。

 

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展示室に入る。広い!作品が大きい!精密!

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世界遺産の街「チェスキー・クルムロフ」。中世から残るオレンジ色の屋根の家々と丘陵地帯の緑との対比が鮮やかで、「世界一美しい街」と評されている。

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「スピシュ城とモンゴルの襲来」。スロバキア東部に位置する世界遺産の廃城スピシュ城。13世紀にヨーロッパに侵攻してくるモンゴル帝国軍から国を守るための長城として建てられた。

正面から撮るより迫力を出したいと思い下から撮った。馬の躍動感がすごい。当時のモンゴル軍は本当に恐怖の象徴だったんだろうな。

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「ヤーノシークの伝説」。スロバキアの国民的英雄。18世紀初頭に実在した義賊。かっこよくて迫力があった。何故か開いた本から生えている。

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「リブシェの予言」。かつてチェコは予言能力をもつ賢く美しい女性リブシェが治めていたと伝えられている。この作品ではチェコのアールヌーヴォー画家ミュシャの作風を踏襲して表現されている。

今回の展示で一番気に入ったのがこの作品。とにかく大きい。大きいだけでなく細部も繊細だ。編まれた髪の様子や花弁の繊維、流れるような動きが良い。個人的にミュシャは結構好きだけど、平面の絵よりこういう立体的に表現された作品の方が私の心を遥かに強く揺さぶってきた。私はやはり3次元的なものの方が好きらしい。

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プラハ城」。世界で最も大きく古い城と言われている。伝説によると870年頃、リブシェの予言に基づいて現在の場所に建てられた。

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中欧の野生動物」

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「ドラゴン伝説」

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3階に上がるとこのように全体を見渡せる。今回写真を載せた作品以外にも、素晴らしい作品がたくさんあった。

過去にどういった内容の展示が行われてきたかの写真も壁に貼られていた。イギリス、ロシア、アメリカ、南アジア、南米、等々のあらゆる国の展示が行われたようだったけど、個人的には今回のチェコ・スロバキア編が一番好きだと思った。

 

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外の展望台に出てみる。少し曇り始めたようだけど、この後行くスポットはどこもそこまで晴れ必須ではないので構わない。でもやっぱり砂丘だけは晴れかそうでないかで見栄えが大きく変わってくるので、早朝の晴れている時間に見ることが出来て本っ当に良かった。私に都合が良すぎる天気。