shougaの生き方模索雑記

日記、心の安定、長野移住、登山、etc…

父との話

夕食の後、リビングで父と話した。

今後の見通しについてどう考えてるか聞かせてほしいと言われ、

「(過去の職場と比べると)今の職場は自分に合っているから、正社員として働きたいと思っている。フロアースタッフ(店の商品管理や発注等)としても働き始めたいと7月に店長に伝えて、近いうちに働き始めることに決まった。今はレジしかやっていないけどフロアースタッフとして働くことで職場で働く時間、関わる業務や人間関係を増やして段階的にステップアップしていきたい」という旨を伝えた。

我ながら、悠長な話だ…。

 

「正社員として就職するつもりなら、職場の上司に対してその意思表示をしてほしい。それで向こう側に採用の意思が無いのなら、今の職場を断って別の働き口を探した方が良い。」と言われた。

こういう将来の話において、父さんの助言はおおよそ毎回正しい。

 

 

ただ本音を言うと、今の職場の正社員になりたい!と心の底から思えているわけではないんだ…。いやでも嘘ついたってどうにもなんねえだろ…。臆病な気質に抗えない。

あの話し合いの場ではそう言うしか無かったんだ…。正社員になりたいわけでもない職場でなにだらだら小銭稼いで時間無駄にしてるんだ、って話にしかならない…。別のビジョンがある訳でもないし…。

それに、そんな中途半端な意思で、店長に正社員になりたいと伝えるのは不誠実だし、お互い損しかしないと思う…。

 

それならどのくらい時間が経てばその意思が固まるのかと聞かれたら、全く分からない。少なくともレジ業務だけやっている間は永遠に固まらないと思う。

だからこそ自分に合っているのかどうか確かめたくてフロアースタッフ勤務を希望したのだけど…。8月から勤務ということだったのでそれが延期されたのは誤算だった。レジのスタッフが1人辞めたからだろうか。いや他人のせいにしてもしょうがない。というか7月に申請したんだし、もっと俺が早くに申請すればよかっただけの話で…。そもそも最初に夜スタッフとして働き始めずに最初から朝勤務だったなら余裕をもって…ああいやどうでもいい、どうでもいい。

 

そもそもこのバイトを始めた動機って、無職期間が続いたので長野移住の前にバイトでもいいから無理なく働けたという成功体験が欲しかったからだ。

だから家から近い雰囲気の良さげなスーパーに応募したに過ぎない。働き始めて半年で正社員として働くかどうか職場に伝えるレベルで確固とした意志を持てるわけがない。

 

26歳という自分の年齢がギリギリだというのも分かっている。

いや口では分かっていると言いながら本当の意味では分かってないんだろうな。

最後に父さんは「色々厳しいことを言ってしまって…」と言っていたけど、これ以上なく慎重で丁寧な対応をしてくれていたと感じた。

まぁ厳しいことを言うとすぐ滝のような涙を流すからなこいつは…つい3ヶ月ほど前もそうだった。一方で甘やかされるとどこまでも甘えるし…。26歳の大の男がね。ははは。

 

考えることに疲れてきた…。でも疲れただの言って休んでも、また何も変わらない毎日が始まって、無為に歳を重ねるだけ…。どうすればいい。

 

つくづく私は自由というものが苦手だ。大学の卒論もテーマ自由と言われても途方に暮れたし、思い返せば小学校の夏休みの宿題は他の分はとっくに終わらせたのに自由研究だけ最後まで残っていた。結局「氷に塩を乗せてしばらくするとくっつく」とかいう何の意味もない結果を書いた紙1枚を提出しただけだった。

仕事選びも、自由すぎて分からない。

 

ポーン型、オリジン型という言葉がある。

ポーンとはチェスの駒。オリジンとはチェスを指している人間のこと。

自分は紛れもなくチェスの駒だ。だから仕事がつまらない。

でもどうすればオリジン型になれるのかが分からない。