寝起きの頭で書いた。寝起き直後は良くも悪くも色々想像が膨らむことがよくあるので、文章がスラスラ出てくる。
仮に甲信越の専門学校に通うことになったとする(どこの学校に行くかは分からないのでこれは仮定の話)
そうなると、一人暮らしを始めることになる。家電を買い揃え、物件を探して、光熱費やネット等の契約をして、引っ越しをする。
着けばそこはほぼ全く知らない地域。瀬戸内とは全く異なる気候や文化にも戸惑う。日照時間は短めで冬は豪雪になる。方言も全く異なる。
行きつけのスーパーや散髪屋を探したりする必要もある。部屋の内装をまた一から考え直す。
料理(買い出し、料理、食器洗い)する暇などおそらく無いので、適当に買ってきたものを毎日食べる。保存料のかかった安っぽい味で味の多様性も低く栄養バランスも悪い割に高い。
家賃、光熱費に加えて学費もかかるので、せめて一人暮らし代だけでも稼ぐ必要があり、ゆっくり選ぶ暇もなくバイトを始める。バイトの新しい仕事を覚え、バイト先の人間関係に適応する。
進路が分からない不安もある。仮に進路を決めることが出来たとしても、たとえば自然保護官やレンジャーを目指すことに決めたとしたらそれに向けたかなりの量の勉強も、学校の勉強やバイトと並行してすることになる。これが看護学校なら学校の勉強だけ集中していれば国家試験に受かり就職するという、一本道かつ明確なゴールがある。私が思っているのは「自然系専門学校で学ぶ内容は本当に役に立つのか?」という疑問だ。自然のことを勉強したりフィールドワークをしたけど進路には何も活かせませんでした、という結末になることを何よりも危惧している。金と時間をかけて本人は相当努力したはずなのに対外的には何も得られなかったという末路になれば、心と身体の疲弊によりまずい精神状態になるだろう。
つまり、これらの要素をこなす必要がある。
・諸々の手続き対応
・引っ越しという大きな環境変化
・一人暮らしに適応
・見知らぬ土地に適応
・貧しい食生活に耐える
・バイトを探して見つけて仕事を覚える
・部屋の内装の変更
・学校の人間関係への適応
・学校で教えられる内容の勉強
・卒業後の進路を模索検討する
・場合によっては試験合格を目指して学校の内容とは別の勉強を並行してやる
流石に無理じゃないか?環境の変化で疲れている中で、学校の勉強と並行して別の勉強を行うことが特にキツい。つまりこの想定では学校の勉強があまり役に立っていないのだ。学費の負担は大きいのに。
それなら最初から自然関連のバイトで働いた方が早くない?
こんな中で登山のことを考えて実行に移すだけの時間も心の余裕もあるわけが無い。しかも新潟市から長野までは結構な距離がある。車も無い以上遠すぎる。行けたとしたら福島県方面だろう。