shougaの生き方模索雑記

日記、心の安定、長野移住、登山、etc…

四日目

昨日0時に寝て、朝4時過ぎに目が覚めてしまった。無理矢理にでも二度寝しないとキツいと分かっていたのに、5時に大浴場に行ってしまった。冷えた身体が温まって気持ち良かった。

かなり混むらしい朝食会場の混雑を避けたいので、開場6時半ちょうどに朝ご飯を食べることにした。どちらにせよ混んだけど。

朝食の内容はすごく良かった。魚はほぼ無いけど信州サーモン?が美味しかった。

 

しんどくてチェックアウト時間の11時前まで横になっていた。

そこから長野駅行きの列車に乗った。一時間半に一本しか出ていないのでこれを逃すと今日は行けなかった。

 

長野駅に行った理由は、転職エージェントさんに「第1希望松本市、求人が無いなら長野市も可能」ということで伝えたら、長野駅から徒歩圏内のIT求人を紹介されたからだ。伝えておいてなんだけど、本当に長野市でも可能なのか不安になってきたから、再訪して感触を確かめたかった。

同じ長野県内とはいえ、普通列車で80分ほどかかる。ここまで離れていて間に山地もあると都市圏としては断絶されている。

松本市に住みたいけどそれが難しいなら近くの安曇野塩尻でも可」というのは分かるけど、松本市の次が長野市というのはおかしくないだろうか?

 

長野駅ICカードが使えないことに今年一番びっくりした。県庁所在地なのに!新幹線も止まる駅なのに!

ICカードで入場しちゃった人達が多く出た時、精算窓口一つだけで足りるのか…?

この規模の市で、使えないなんてことあるのか…。

一時的に使えなくなってるとかじゃなくて、そもそも磁気読み取り部分が無い…。

 

その辺のスーパーに入って刺身コーナーを見た。ブリの刺身が全体的にかなり赤くて血が回ってしまっているし、血合いが一部茶色に変色してしまっている…。

もう一つ別のスーパーがあったので入った。こっちのブリはまともな色合いだった。その代わりカツオのタタキの赤い部分が何故かグレーに近い色になっていた…。

保存や輸送の技術が上がってもやはり限界はあるのか…。神経締めをすれば鮮度が長く持つらしいけど、あれは鮮魚料理店用とかなのかな。一匹ずつあんなことしてたら人手が足りなさすぎるよね。

 

長野駅の北側エリアを歩く。

味噌専門店で昼食を食べた。味噌を付けた焼きおにぎりのセット。丁寧に作られていて美味しいけど、言い方は悪いけど大抵のものに味噌を使っているので幅が狭く一度食べれば十分な感じがしてしまう。それが味噌という調味料の宿命なのだろうか…。ただ店内の雰囲気はすごく落ち着いていて接客も物腰柔らかで心が落ち着いた。ここも信州クーポンを使ってお会計をしたので1円も払ってない。

ジビエのおやきを食べた。ジビエ感は無かった。おやきは口がパサパサする小さめの固い肉まんみたいなおやつ兼軽食だ。

 

なんか今回の視察、長野の悪いところばかりに注目してしまっている気がする。

前回来た時が良すぎたのはある。初秋、殆どが快晴の日、観光メイン。今回は晩秋、殆どが曇りの日、転職関連メイン。前回最高、今回ネガティブとなるのもある程度仕方ない面はある。

まぁ前回は浮かれて観光目線ばかりで実際自分が住んだと仮定してのイメージが出来ていなかった。今回色々とマイナス面が目につくようになったのは、実際に住むイメージを膨らませることが出来ている証拠だとも思う。

 

全てを満たす完璧な土地なんてものは存在しない。

日本アルプスの山々からそこそこの距離にあって、

市街地がある程度発展していて、

海に面していて、

福岡並みに食事が美味しくて、

排気ガスPM2.5等の大気汚染が酷くなくて、

騒音がうるさくなくて、

豪雪地帯ではない土地。

そんな土地なんてあるはずが無い。アルプスから離れすぎていないある程度発展してる街ってだけで、松本、長野、名古屋、富山金沢、山梨くらいに限定される。

 

わざわざ長野駅まで来といて何だけども、こうして歩いてみて、やっぱり立地的には松本が理想だと再確認した。

長野市の周辺にも自然が豊富とはいえ、戸隠や妙高の山は数がそこまで多いわけじゃないので数回たまに行ければそれでいい。白馬村には松本市からも近い。

長野市からではアルプスが遠く、八ヶ岳や飛騨高山も遠いのでやっぱり松本市。なんだこの振り出し感。同じこと繰り返してないか?

いや、前進はしてるはず。エージェントさんには松本市一本でいくと伝えよう。そもそもこんなに離れた2つの市を同じような扱いしてたのがおかしい。

 

食文化

山登りライフを実現させるために他の要素をどこまで切り捨てられるか割り切れるか、という話でもある。

家族が全員福岡出身であり、福岡愛が強い家庭で育った。

博多近くで育った母の料理を長年食べてきたことで、九州の出汁文化、甘めの優しい味付け用の舌が形成されていたのだ。

これが思った以上で、ただでさえ東日本のしょっぱい醤油・濃い味噌文化に舌が戸惑っているところに、海無し県の魚事情や痩せた土地柄の食文化まで加わると、舌が「これらの食事って一時的なものだよね?これからずっと続くわけじゃないよね?」と聞いてくる感覚がする…。

大阪の場合は関西圏の出汁文化は共通していたし、海に面していて魚介類が取れるしそのうえ流通も良いので全国の魚が集まっていたし、何だかんだ食い倒れの街だったので、意識することすらなく舌が適応していたんだった…。

慣れれば長野の食にも適応できるのかな…。もともと聴覚過敏気味でストレスが溜まると酷くなるけど、舌まで繊細なんだろうか。心、脳も繊細だし、全身繊細人間かもしれない。