shougaの生き方模索雑記

日記、心の安定、長野移住、登山、etc…

ゲームの好きな台詞

 

唐突に、昔プレイしたゲームのことを思い出した。小学生くらいの頃か。

タイトルは『ASTRO BOY 鉄腕アトム アトムハートの秘密』。

一見すると鉄腕アトムの2Dアクションゲームだが、その実、「手塚治虫作品オールスター」といえるクロスオーバー作品なのだ。

手塚作品はブラックジャック、三つ目が通る、鉄腕アトムくらいしか読んだことが無く、それら3つも全巻目を通したわけではない。それでもアトムを操作して、BJ先生や写楽が登場するのはかなり熱い展開だったと感じた。他にも火の鳥や、リボンの騎士サファイア等、数えきれないほどのキャラクターが登場した。しかもそれぞれが担う役割が熱い。

 

 

このゲームのことを思い出したというより、エンディングでの、アトムを作った天馬博士の台詞を思い出したのだ。定期的に見返したくなるので、この際ここに全文を貼っておく。

「お父さん
どうして人間はいつまでも、にくしみあうの?
どうしてあらそいがなくならないの?」

 

それが人間の限界なのだよ。トビオ
人間には、暗闇の中から、未来を照らし出す情熱の炎がある。
だがそれは、自らを焼きつくす危険な炎でもあるのだ。
人間は一人ぼっちだ。
暗闇の中でたった一人、恐ろしさのあまり炎を振り回しては、自らを傷つけている。
どこから来て、どこへ行くのか、自分でも分からない。
…友達が必要なんだ。
暗闇の中で、一緒に炎を支えてくれる仲間が。
だから私はそれを…人間もロボットも超える科学の子を、この手で作ろうとしているんだよ。

 

「その子の名前は?」

 

アトム…。
そう名付けようと思う。
「決して分けることができないもの」という意味のギリシャ語だ。
どんな時も、人間のそばにいてくれるように。
弱くて愚かな人間と、共に歩んでくれるように。
それはきっと、おまえたちにとって素晴らしい友達になるだろう…。

 

「うん!ぼくはきっとその子と…
アトムといっしょに行くよ
どこまでも行くよ…。」


トビオよ、観ているか。アトムだ。
あれが、おまえのアトムだ。
アトムよ、人間を超えろ!
国家や民族を!
思想や宗教を!
飢餓や貧困を!
戦争を!
人間の産み出した、くだらないもの全てを、超えて飛べ!
おまえは飛ぶのだ!
人間が超えられなかった高みへ!
おまえは行くのだ
人間が行けなかった未来へ!

 

何度見ても名文すぎる…。